
↑夜に点すイルミネーションと見受けられる雪の結晶を象ったような柱の飾りにも眼が向くが、気になったのは画の右側だ。停留所の雨等を避ける屋根の隅に「白い塊」が見受けられる。
↓少し角度を変えて眺めてみた。

↑屋根の縁を覆うかのように雪が突き出して付着している。
こういう様子を「雪庇」(せっぴ)と呼ぶ。雪が積もった屋根から雪が突き出しているような様子のことである。
これは、積もった雪が風で風下側に散りながら溜まってしまって形成される雪の塊だ。降雪量が多くなり、積雪が少し多く溜まった時に見受けられる。
↓停留所の屋根の全般を見られる位置に佇んで眺めた。画の右側になる屋根の一部に雪庇だ。

↑画の左奥に丘陵が見える。丘陵の奥が日本海側だ。日本海側から風が吹き込んでいる状況が少し続いたことを伺わせる様子だ。
雪庇に関しては、何か1月や2月の積雪が増えた時季のモノというような感覚が在る。それが12月中に見受けられる。「雪がやや多い」ということかもしれない。
雪は色々な表情を見せる。「積雪期の様子」というようなモノも存外に多様なのだと思う。