早朝の稚内駅を発つ…(2025.02.15)

「おはようございます。行って来ます!」と駅員さんに挨拶をして、切符を提示して改札のスタンプを押して頂くというのが「我が始発駅」から列車で出発する際の慣例だ。

↓慣例に従って乗場へ出ると、入線の場面で前照灯を点けていた側が列車の後尾になって乗場に在る様子が見える。
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↓稚内駅の乗場にも飲料の自販機は在る。
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↓旭川「へ」は約259kmの道程だ。
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↓先頭側へ廻り込んで車輛を眺める。
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↑キハ261系ディーゼルカーは稚内へ乗り入れる列車が「デビュー」である。見慣れた車輛で「我が街の特急列車の車輛」というような感だ。札幌駅や旭川駅等で、時に都合により代車が待機していると「稚内へ行く列車は何処に行ったのだ!?」と少々語気を荒げて問う人が現れるという話しも聞かないではない。他地域との間を往来する場合には都市間バスや自家用車の存在感が大きいのだが、それでも「我が街の特急列車の車輛」と呼べるのがこのキハ261系ディーゼルカーだ。

↓何時の頃からかキハ261系ディーゼルカーは白い塗装になっているが、稚内に現れる車輛は最初期型の蒼だ。これが好い。
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↓駅名標であるが、鉄路が南へ延びているだけであることが判る。ここから北海道の鉄路が始まるという感じだ。
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↓少し遠い街の駅名が行先表示に出ていると、何か気持ちが弾む。文字数が多い妙な駅名は好きではない。シンプルに「旭川」という程度が好い。
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↓列車に乗込む。
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↓飽く迄も身軽に、「その辺に用事を足しに出る」という体裁で動くのが自身の流儀だ。
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↓「間も無く発車します。閉まる扉に御注意下さい」というアナウンスで列車は動き始める。好き旅路に盃を傾ける。
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列車の入線…:稚内駅(2025.02.15)

↓駅が実質的に1日の活動を始めたという感じになった。平常どおりに列車は運行だ。
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↑朝の特急列車、<サロベツ2号>が姿を見せるのは6時20分頃だ。

↓駅の少し南の踏切―余り言われないが「日本最北の踏切」ということになるのではないだろうか?―の警報機の音が聞こえた頃に駅の中に入ると、少し減速した列車が稚内駅の乗場を目指して進んで来る様が見える。
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↓未だ今の時季は、この朝の時間に列車の前照灯がかなり目立つ。
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↓車輛が入らない箇所に雪が堆くなっている。そこに前照灯の光が当たって少し面白い感じに見える。
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↑頭の中では「汽車は♪闇を抜けて♪」という往年のアニメのオープニングで使われた歌の一節が巡る。遥かな街を目指す列車が現れる様は何度見ても好い。

↓停止位置で列車が停まる。そうなると改札が始まる。
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↓前照灯が消えた。こちら側が列車の後尾ということになる。乗客が乗場に入り込んで乗車を始める。
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↓乗客の数だけの物語を載せて、列車は往く。
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この列車には自身でも乗車する。切符を取出し、改札へ向かう。

大きなピクトグラム…:稚内駅のビルの脇(2025.02.15)

↓流石に見慣れてしまったが、建物が出来て日が浅かった頃、これを見て少し驚いた。
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↑誰が如何見ても御手洗のピクトグラムだが、かなり大きい。左側の人が出入りする扉よりも大きい感じだ。

駐車場が近く、24時間何時でも利用可能な御手洗ということにしているので、場所が判り易いようにというデザインなのだと思う。が、酷く目立って、個人的には時に笑いが漏れてしまう。

自販機…:稚内駅のビルの脇(2025.02.15)

↓飲料の自販機が3台並んでいる。
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6時には駅のビルのコンビニが店を開ける。乗車する特急列車の車内で飲むモノはコンビニで求める。

↓しかし、列車が現れる迄の待ち時間が在る。この辺りで寛ぐ。
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↓氷点下の気温でも自販機は確りと稼働する。考えてみると酷くタフな機械だと思う。
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早朝に…(2025.02.15)

↓稚内駅辺りへ足を運んだ。
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↓降ったり止んだりということが繰り返され、何か複雑な様子で雪が辺りに被っている感じだ。
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↓氷点下2℃を下回る気温だが、とりあえず風は弱い。
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早くも朝の特急列車に乗車する人達が集まり始めているように見受けられる。実は自身もその一人ということになる。出掛けるための荷物を持参して駅に足を運んだのだった。

<サキソフォン吹きと猫>…:夕べ(2025.02.15)

↓前日から雪が断続して存外に積もったということなのだが「彼ら」はそれでも変わらずセッションを続けている。
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↓かなり雪を被ってしまっている。
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↓贈られた防寒具を些か使っているが、雪を被ってしまって、効果が半減してしまっているような感じだ。
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↓ニット帽にマフラーの猫が好い。
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旭川の冬に多く見受けられる、氷点下二桁という次元の冷え込みには見舞われていないと聞く。それでも0℃以下で雪は降り積もっている。旭川も「冬らしい」雰囲気ではある。

夕べに…:<蝦夷前やきとりism>(2025.02.15)

12月に訪ねて以来ということになる再訪の機会を設けることが叶った。
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↓隠れ家的な感じの建物の2階に上がる。
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↓看板が待っていてくれた。
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↓多くの御予約の隙間、カウンターの真中に通して頂いた。有難い。
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↓<赤霧島>を御湯割りで頂く。
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↓御通しを摘まむ。
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↓何となく寛ぐ。
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↓豆腐を揚げる厚揚げを頂く。
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↓最早「おにぎりの形に盛付けた鶏そぼろ飯」という様相で、箸を使って頂くおにぎりが凄く好かった。
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↓仕込に手が掛かりそうな「づけササミ」が素晴らしい。程好く味が滲みて柔らかい。
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↓タレが美味しい、唐辛子を点ける「やきとん」もこの御店の伝統的な味だ。
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↓鶏出汁と昆布出汁を合わせたスープも供される。
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↓「きんかん味噌漬け」にはチーズを点けている。この組合せが素敵だった。
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↓「月見つくね」に米飯が一口添えられる。混ぜて頂くと凄く好い。
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このい店の流儀を堪能したという感じだ。旭川の気に入っている場所で食事を愉しんで寛ぐ時間を設けられて大変に幸いだった。

ランチ…:<ramo けいなのおばんざい>:旭川銀座商店街(2025.02.15)

旭川に着いて、理髪店を利用した。ゆっくり歩けば昼食には程好い時間帯と思い、少し馴染んだ御店を目指した。

↓慎重な足取りで歩いた。聞けば前日から少々雪が多目であったようだ。
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↓店主氏が朗らかに迎えて下さったのが嬉しかった。
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↑近隣の人達や店主氏の友人、知人が寧ろ多い感じの御店で、稚内から所用で旭川に寄る時に何度も立寄るというのは少し「変わり種」であるらしい。

↓それでも時季に合わせて色々と工夫した食事が供されるという御店は立寄る価値が高い。寒い時季に嬉しいチゲ鍋を供していたので御願いした。
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↓こういう具合に供された。
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↓卵を入れて頂いた。
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↓ブラウニーとクッキーとアイスクリームの組合せ。「ブルッキー」というデザートも、誘惑に屈して頂いた。
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↑クッキーを混ぜたアイスクリームのようで、チゲ鍋の後には好適な感じだ。

↓そして美味い珈琲を頂いてゆったりとした。
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何か「料理自慢の友人を訪ねて昼食を御馳走に」という感覚で立寄ることが叶う場所だ。営業している時に旭川に在るのであれば、街を散策しながらここに立寄るというのもなかなかに好いと思う。こういう場所と巡り合えたことは幸いだ。

夕べに…(2025.02.14)

↓夕べに戸外に出た。
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↑断続していた雪が少し降っている中になった。

↓馴染んだ御店に立寄った。
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↑夕刻の早めな時間帯は特段に降っていなかったということで、身体に些かの雪が被った状態で中に入れば、店主氏に軽く驚かれた。

↓着席してハイボールを頂く。
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↓本を引っ張り出す。読書にでも興じる。
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↓寛ぐ。
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↓シーザーサラダを頂く。
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↓左がマグロで右がサーモンだ。刺身を頂いた。
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↓「アレとアレ」という要領で気に入っている組合せを御願いする。こういう流儀が通るのが好い。
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↓多目なイカの塩辛を摘まむ。
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↓タコめしは欠かせない。
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↓<いいちこ>のソーダ割を所望した。これも凄く気に入っている。
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↓薬味と調味料を兼ねたような行者ニンニク醤油漬を載せた冷奴が好い。
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↓おかかのおにぎりを頂いた。
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所用で他地域へ出る前夜だった。ゆったりしたような、少しだけ早めに引揚げたような様子だった。出掛ける支度をしようかと思っていたが、余り見が入らず、早々に休んだのだった。

<КАФЕ №1>(カフェ ノーミェル アディーン)…:小さなチョコレートの包装紙?(2025.02.14)

机の抽斗の片隅に、「こんなモノが何故?」と首を傾げてしまうような、入手等の経過が思い出し難くなってしまっている「妙なモノ」が入っている場合も在る。

↓こういうモノが出て来て驚いた。
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↑<КАФЕ №1>(カフェ ノーミェル アディーン)というのは、ユジノサハリンスクのレーニン通に在ったカフェだ。思った程に利益が上がらなかったという噂で、経営者は素早く店を畳み、跡が同じ経営者のスーパーになった。2019年頃に未だスーパーであったのを見た記憶が在るのだが、最近の様子は承知していない。

樺太時代、街が「豊原」と呼ばれた時代には「大通」と呼ばれた場所がレーニン通だ。ソ連がロシアになって以降もレーニン通は改称されていない。序でに言えば、サハリン州ではソ連時代に建立のレーニン像が文化財扱いになっている例が多々見受けられた。

そのレーニン通の、鉄道駅やユジノサハリンスク市行政府の本庁舎―ユジノサハリンスク市行政府の様々な部局は方々の建物に入っているらしいが、本庁舎には一部の部局と市長や副市長の執務室や種々の会議室が在る―に近い辺りの建物に<КАФЕ №1>(カフェ ノーミェル アディーン)は在った。真中の出入口から入って左が喫煙席で、右が禁煙席だったと記憶している。自身は左に入って寛ぐのが気に入っていた。

彼の地では、カフェの珈琲はマシーンで淹れるというのが主流だった。ハンドドリップの珈琲を供する喫茶店というようなモノの経過を吹き飛ばし、いきなりマシーンを使うカフェが隆盛になって行ったという経過だ。<КАФЕ №1>(カフェ ノーミェル アディーン)にその例に洩れない。「普通なブラック」という感覚で、エスプレッソを少し薄める「アメリカーノ」を頼んだものだった。いきなりマシーンを使うカフェが隆盛な中なので、店員さんに向かって「Кофе...」(コーフェ)(珈琲)とでも頼もうとすれば、往年の特撮ドラマの『宇宙刑事ギャバン』が「蒸着!」と変身する場面のナレーションに在る「1ミリ秒」というような速さで「Какой?」(カコイ?)(どの珈琲でしょうか?)と返事が在る。カプチーノ、カフェラテ、エスプレッソ、アメリカーノ、その他諸々が「在るのが当然=選択するのが当たり前」ということになっていたのだ。そういうユジノサハリンスク辺りの人が稚内にやって来て、珈琲を供する御店に寄れば「当然」というように「カプチーノ」を所望する。稚内では供している御店が限られる。御店の人が「無いのですが…」と応じれば、「それは残念…ごきげんよう…」と立ち去ってしまう。そういう場面を見掛けた記憶も在る。

↓かなり懐かしいので饒舌になってしまった。<КАФЕ №1>(カフェ ノーミェル アディーン)で珈琲を頼むと、この包装紙の小さなチョコレートがカップを載せた皿の隅に在ったのだ。
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↑如何したものか、そのチョコレートの包装紙を何となく持ち帰り、何処かから出て来たのを机の隅に入れて、それが何となく残って、席を替えた時にも残り続けたのであろう。

こういう些細なモノが色々な事を思い出させてくれる。

朝に…(2025.02.14)

↓稚内駅の辺りへ歩いた。
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↓辺りが凍ったような感じが継続している。
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↓氷点下3℃程度だ。
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↓当分はこういう様子が続く感じなのであろう。
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夕べに…(2025.02.13)

↓凍っている箇所の上を雪が覆う箇所、妙な凹凸や傾斜が凍っている箇所が見受けられるので、慎重な足取りで夕べの戸外に出た。
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↓馴染んだ御店に立寄る。
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↓着席してハイボールを頂く。
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↓読書に興じる。
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↓そして寛ぐ。
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↓シーザーサラダを最初に頂くのが恒例になっている。
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↓「アレとアレ」という調子で気に入っている組合せを御願いすることも恒例化している。こういう流儀が通ってしまうというのも好い。
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↓多目なイカの塩辛を摘む。
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↓タコめしは外せない。
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↓<いいちこ>のソーダ割を所望するというのも欠かせない。
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↓冬の夕べにはモツ煮込みが似合う。
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こういう調子で、食事を愉しみながら読書に興じて寛ぐというのが凄く好い。こんなことが出来る場所が御近所というのは素晴らしい。