「2024年3月9日」が前回の稚内登場で、丁度1年振りにシンガーソングライターの松山隆宏がやって来た。友人からこの件を聴いて楽しみに待っていた。
会場は中央の商店街で、店舗兼住宅であった場所を改修して民泊施設となっている場所だが、嘗ては店舗であった1階の通に面した部分が催し会場として利用可能だ。
↓小さなステージ状の場所が設えられている。

↑こういうのも雰囲気が好い。
↓開演である。松山隆宏は朗らかに登場した。

↓愛用のフォークギターを演奏し、時にブルースハープも使い、自作曲を披露している。

↑松山隆宏作品は「詞の世界」を大事にしているように思う。加えてギターやブルースハープの音と歌声だ。
↓松山隆宏は何度も稚内にやって来ていて、聴いている側も何度もライブ会場に足を運んでいる人達が多い。加えて、新たに松山隆宏作品と出会う人達も見受けられる。

↓歌の合間の話しが凄く愉しい。「旅好きで歌の上手い兄貴が色々と話してくれる」という寛いだ気分になれる。

↓時には少し強く叫ぶように歌う。

↓時には柔らかく語るように歌う。

↓北海道から九州迄、方々の街を訪ねてライブを催している。そういう関係で、土地の名や特定の土地を思わせる歌詞を入れる歌は余り創らないということである。が、「ヤムワッカナイから遥かな街へ♪」と歌う作品が在る。それを披露して頂いた時、所謂「ツアーTシャツ」を宣伝していた。

↓稚内でサハリンの音楽家との交流も在って、そういう想い出、更に御自身の祖父が樺太へ渡って働いていた経過への想い等を「詞の世界」に盛り込んでいて、自身も大変に気に入っている作品だ。

↑「稚内」に関しては、ここに辿り着いて行き止まりというのでもなく、ここまでの道程や辿り着いた稚内での思い出を胸に、新たな旅に出発する場所であって欲しいと思う。そんな想いが溢れるような感じの歌だ。
↓休憩を挟んだ後半は「セッションバンド」が登場だ。

↑中頓別からやって来た皆さんで、チェロ、ベース、ドラムスを各々演奏する皆さんだ。松山隆宏のギターにそれらの楽器の音を合わせる。これが素敵だった。
↓「バンドを従えて熱唱」という雰囲気が凄く好かった。

↓今般、約1ヶ月間に亘って北海道内でライブを続けていた。稚内がとりあえず段落であるようだ。

↓御自宅、本拠地は東京なので、冬季に北海道内で公演旅行を挙行するのは、なかなかに興味深い「非日常」であるらしい。
↓稚内での公演後は「ヤムワッカナイからあなたの街へ」と出発することになる。

↓中頓別からやって来たバンドの皆さんとのコンビネーションも絶好調だった。

↓そして熱い夕べは幕を引いた。

今回もなかなかに愉しかった。
>>3月8日の様子の写真