稚内という場所は、「海から上がる朝陽」と「海に沈む夕陽」の双方を視ることが出来る土地である…何か「自転する惑星」の“生命”のようなモノ…換言するなら「地球の息吹」のようなモノが感じられる…永くそのように思って来たし、現在でも思っている…
拙宅は海岸に近い…稚内港北防波堤ドームが在る辺りの近所であるが、あの辺りから望む海は宗谷丘陵の側が見えて、東寄りの方角になる…季節毎に少しずつ角度が変わるのだが、街に朝をもたらす朝陽が美しいのだ…
↓宗谷丘陵の側に朝陽が上がっている…
↑「舞台の緞帳が降りている他方、裾から中途半端に灯りが漏れる」という按配に雲が空を覆っている…雲の下で、丘陵が暁色の空を背景にして、強めな光に浮き上がっている。林立する風力発電の巨大な風車のシルエットが見える…雲は強い光を受けて、不思議な光彩を見せている…
こういう光景…カラーで撮る画も好いが…モノクロも「光の強弱とモノの形状の面白さ」が強調され、なかなかに面白いと思う…
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