↓石山寺に「不思議な姿の怪人?妖怪?」が刻まれた石板が据えられている…
↑「何者?」と思ったのだが…これは“鬼”に化身したという言い伝えが在る高僧、朗澄大徳だという…
朗澄大徳(1131-1209)は「朗澄律師」とも呼ばれ、大変に高名な僧だった。彼は「(没後には)石山寺経蔵の一切経、並びに聖教(しょうぎょう)を守護し、万民の降魔招福(ごうましょうふく)の為、鬼の姿となるのだ」と誓ったと言われ、没後の或る時に弟子が鬼を見掛けたという言い伝えが在るのだそうだ…
そうした言い伝えに基き、石山寺を盛り立てた功労者とされる朗澄大徳の名を冠した庭園を造成する際、「鬼となって万民の降魔招福に努めている」という彼の姿を刻んだ石板が登場した訳だ…
この鬼と化した朗澄大徳の姿…この時訪ねた石山寺で観たモノの中で、どうしたものか、一際記憶に残る…
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