
近鉄の、名古屋から大阪への東西に延びる線と、橿原神宮前から京都に至る南北に延びる線とが交差する大和八木駅辺りから然程遠くない場所に在る今井町の様子だ…
寺内町は、寺院との強い結び付きの中で興り、一定程度の高度な自治権を得て、周辺地域の商業流通や金融で重きをなしたというような経過を辿るモノで、今井町もそうした町だった。江戸時代辺りには「過ぎる程に豊か」と視られたために、幕府や領主に富を奪われてしまうような感でも在ったようだ…
↓強めな夏の陽射しの下、古い建物は独特な強い陰影を見せていた…

↓江戸時代か、或いはそれより少し以前の状態から、「時間が停まった」かのような感じもした…

こういうような場所でも、現在の住民の「普通な暮らし」が見え隠れする場面も在るのだが…とは言え、相当な努力もしながら、貴重な街並みを大切に守っている雰囲気も伝わる場所だ…
この記事へのコメント