
↑銅像は…僧侶である…奈良に着いていきなり「妙に“奈良”らしい…」と思ってしまう…
この僧侶は行基(668年―749年)である。実在した人物である…
行基は民衆に広く仏教の教えを説き、仏教の大衆化傾向を嫌った朝廷から弾圧を受けたこともあるというが、大衆の指導者となって寺院建立や開墾等、数多の建設事業を指導した。民衆の中で活動して敬愛された人物として知られる。晩年は“大僧正”となって、「最高位の僧侶」として処遇され、聖武天皇に招聘を受けて大仏造立を指導したという…
近鉄奈良駅に着くと、こういう偉い御坊様が迎えてくれることになる…ここは何時も人通りが絶えない感じだが…と言って「奈良駅の“行基”の所で!」と待ち合わせをしている風な人は余り見掛けない…尤も「イマドキの流儀」というのは、「今、○○駅に着いたよ!何処?」と「とりあえず携帯電話」であって、「○日X時に△△」と約束するのは流行らないのかもしれないが…
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