雪で難儀してしまった週の末、4月22日に<大祖国戦争勝利70年並びにキリスト生誕記念主教座大聖堂>の辺りを通った。好天に恵まれ、“クーポル”と呼ばれる屋根が輝いていた様子が美しかったが、建物正面に足場が組まれていたり周辺整備工事のようなことが行われていたので、中には入ることが出来ないと思っていた。が、そうではなかった!!
↓手が込んだ大きな門が設えられていて、大聖堂は出入可能で、拝観・参拝は可能だったのだ…
↓開門時間には、脇の方の扉が開いていて、そこから出入するようになっているようだ…
↓「ユジノサハリンスクの住民並びに来訪者の皆様 <キリスト生誕記念主教座大聖堂>は8時から19時まで 皆様の来訪を御迎えします」とオープン時間の案内が掲示されていた…
重い扉を一枚開け、そこを進むと更にもう一枚の重い扉が在る。それを開けてみる…
↓眼前に飛び込む光景に圧倒される…
↑建物外観を視て、内部は薄暗いように想像したが、そうではなかった。存外に外の光が入り込むようになっているのだ。
ロシア正教のセレモニーの多くは立った状態で行う。そういうことなら、相当な人数が集まることが出来る空間だ。
大聖堂は、最も高い箇所が57mと聞いた。殆ど20階建のビルの様な高さだが、内部はかなり高い場所まで吹き抜けになっている。
↓大聖堂の中央辺りは、手が込んだ飾りの天蓋のようなモノも在る…
↑正面に飾られている、各々が大き目で手が込んでいるイコンだが、「上から〇段目、右から〇番目のモノは…」という解説のようなモノは未だ無いそうだ…ここでイコンが掲げられている色々な聖人に関する話題を扱った本は色々と在るようだが…
↓その中央の天蓋の辺りを見上げた…建物を外から見た時に、大きく高く見える中央の丸屋根(クーポル)の裏側に相当するような箇所が視えている…
↑外から観て塔のように見える箇所の裏側が丁寧に彩色されて画が描かれている。そして窓が多く在って、ここから大聖堂の中に外光が入っているのだ…他にも、建物の別な箇所からバルコニーのようになっている高い場所を介して大聖堂内部に外光が入っているように見えた…
少しの間、この中に居て頭に浮かんだのは「神の宇宙」というような表現だ…何か名状し悪い、不思議な気分になる空間だ…
↓建物の外壁にも、色々とモザイク画が飾られている…これも興味深い…
なかなかに気に入ったので、また足を運んでみたい…
この記事へのコメント