バス停とATM(2017.08.13)

↓ユジノサハリンスク市内では、「何となく、よく視掛ける感じ」な光景の様に思う…バスが停車するバス停を反対側の歩道から視た感じであるのだが…
13-08-2017 (16)
↑バス停の辺りに、風雨を避けてバスを待つための屋根が設置されているのだが、その端の方に「СБЕРБАНК」という文字ロゴが覗いている…

文字ロゴの「СБЕРБАНК」(ズベルバンク)というのは、ロシア最大の銀行のモノである。正式には「ロシア連邦貯蓄銀行」と言うそうだが、「ズベルバンク」の通称で知られている。1841年創業であるという。日本史で言えば“天保年間”に起こったということだ…現代へ連なる金融機関というようなモノの草創期からの伝統を受継いでいるという存在かもしれない。色々な料金等の支払と言えば、とりあえず「ズベルバンク」の窓口というイメージが強い…方々のお店にデビットカード、クレジットカードの端末が在るのを視掛けるが、さり気なく「ズベルバンク」の文字ロゴが貼って在る場合も多い…

かなり大きな存在感の「ズベルバンク」だが…バス停の屋根に広告を掲出しているという訳ではない…勿論、広告にもなっているかもしれないが、あの文字ロゴの下に硝子張りのブースが設けられ、「ズベルバンク」のATMが設置されているのだ…勿論、全てのバス停ではないのだが、かなり方々でこの「スポンサード・バイ・ズベルバンク」という“屋根”が見受けられ、そこにATMが在る…そして<24>という看板も掲出され、一日中、時間を問わずにATMを利用可能なようになっている…

ロシアのATM…日本の銀行等で視掛けるタイプよりも軽量な機器のように見える…が、出金の他に振込等の色々な利用の仕方が可能なようだ。そしてこれらは日本国内で発行されている“国際”対応なクレジットカード、デビットカードにも対応し、現金を引出すことが出来る…

ユジノサハリンスク市内で「ATM…」(“バンコマート”と言う…)と言えば、各銀行や商業施設の建物の中等にも在るが、何となく「バス停の脇に在る…」というイメージも強くなっているように見受けられる…

それにしても…日本の銀行等で視掛けるATMには、「数百万円の現金」を入れていると聞いたことが在ったが…ユジノサハリンスク市内のATMにしても、それなりの現金を入れている筈で…銀行の営業拠点等と然程関係無く、「方々のバス停にATM」ということになると?「街中に凄い金…」という感じになる…何か不思議に思える…

こういう例のように、何となく「独自に“発展”して“拡がる”様々なサービス」というモノが、ユジノサハリンスク辺りでは色々と在るようだ…

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