「御縁」というようなことをよく言う…
自身は、都合で他所に出ている機会が多く、時々用事で稚内に戻る…先方は、方々を巡って活動をしていて、時々活動の一環で稚内に立寄る…
自身が稚内に在るのなら…先方が立ち寄った際に、「来てくれたか…」と会いに行けば好いだけのことだ。が、自身の側も「時々用事で稚内に戻る」という状態であれば、先方がその「戻って居る」時に立寄るのでもなければ、会うことは叶わない…
「先方」と少々抽象的な語で綴り始めたが、自身が稚内に在るタイミングで、非常に折り好く稚内に在って、ライブを催そうとしていたのがシンガーソングライターの松山隆宏である。これは本当に「御縁」であるように思う…
↓昨年3月、近所の店で催されたライブに足を運び、非常に愉しかった!!経過をブログでも御紹介した経過が在る…
>>ライブ!! 松山隆宏 タンク宮本 アンドレイ・メリニチェンコ at <お天気屋> (2017.03.07)
松山隆宏の活動歴は永く、「稚内にやって来てのライブ」というのも、「初めては?28年前?29年前?もう直ぐ30年!」という経過であるという。
松山隆宏は、所謂“フォーク系”ということになる。ギターを弾き、ブルースハープも使う。「相方」として稚内にもやって来たベース奏者のタンク宮本は、“ロック系”という感じだ…「“まぜるなキケン”を顧みずに、一緒にやっています…」ということだが、2人の紡ぐ音はなかなかに好い。
今般、「他の用事で手間取らなければ、2月27日に稚内に着く」と友人に報せたところ、「であれば、こういう催しが…」と伝えて頂いた。そうなると、用事が予定どおりにスッキリ片付くことを願い、何とか2月27日の夜までに稚内に入りたいと考える訳である…
そして、2月28日に催されるライブに足を運ぶことが叶ったのだ!
自身の現状は、「偶々稚内に在る時に催されるのであれば、ライブに立ち寄ることも出来る」としている訳だが、松山隆宏にしても「彼らが稚内に在るなら…」と楽しみにしている件が在る。<ルースキー・テーレム>である…
<ルースキー・テーレム>が稚内に在る時、松山隆宏は彼らと知り合い、そしてリーダーでバヤン奏者のアンドレイ・メリニチェンコとのセッションを重ねるようになった…
稚内では、「松山隆宏 タンク宮本 アンドレイ・メリニチェンコ」の“トリオ”が登場する。これは「松山隆宏と<ルースキー・テーレム>とが共に稚内に在る」という「場面限定」、「地域限定」であることに加えて「期間限定」な“トリオ”だ。それが観られるというのは、非常に貴重だ!
今般、午後7時半に開演ということであった。開園時間の少し前辺りまで、拙宅でゆっくり過ごしていれば、居眠りしてしまうような気がしたので、会場となった<お天気屋>に早々と向かい、のんびりと過ごしていた。そういう経過の故に…演者達に間近な場所に陣取って、ライブを愉しむということになった。
↓時々、ブルースハープを使って、ギターを鳴らしながら歌う松山隆宏…こういう様子が渋い!
↓それとなく様々な技巧も織り交ぜた演奏を披露してくれるベース奏者のタンク宮本…やや高い松山隆宏の声に対し、少しだけ低い感じでコーラスを入れる場面も在り、それもなかなかに好い。
↓後半にはアンドレイ・メリニチェンコが登場し、セッションとなった…
↓ある程度のアドリブも加わった、自由な合奏という感じに聞こえる、アンドレイ・メリニチェンコのバヤン演奏…或いは、バヤンという楽器は「こういう具合に演奏する」モノなのかもしれない…
↓タンク宮本とのコンビで奏でる伴奏…「時々セッション」(年に1回程度?)なのだが、「永くバンドを組んで演奏している」かのようであった…
↓手持ちの<X100F>を「フィルムシミュレーション “アクロス”」(モノクロフィルム風な画)ということにして、沢山撮ってしまった写真…
>>MONOCHROME - an evening at Wakkanai on FEB 28, 2018
実に愉しい一時を過ごすことが叶った…今回の演者である3人は、互いに外国語が得意な訳でもないのだが、彼らには「音楽」という「最高の共通語」が在るのだ!
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