“モーニングセット”:京都の小さな喫茶店にて…(2018.02.24)

↓朝、少し早い時間帯から営業している喫茶店で供されている場合が多く見受けられる“モーニングセット”…そういうモノの「典型例」のような代物に出くわし、美味しく愉しく頂いた…
Kyoto on 24-02-2018 (1)
↑京都の地元に居る人達の間では、「パン食」が存外にポピュラーなようで、「美味いパン屋」には事欠かないらしいが、この喫茶店で供されたトーストも好かった…

「京都にロシア正教の教会が在る」と聞いていて、滞在した神戸三宮を朝早くに出発し、阪急電車を乗り継いで京都河原町に至り、京都市内を地下鉄で移動してこの教会を探して歩き回った。

一応、地図をプリントしたモノを参考に持参はしたのだったが、目指す教会が巧く見付けられなかった…目指す場所が見付からないと、少々心細くなり、「そう言えば…前日は“遅過ぎる昼食”を摂って、以降は然程食べていない…」と不意に思い出し、酷い空腹感も込み上げ「ほんの少ししか歩いていないのに草臥れた…」ような気分になる。

そんな場面で、「古くから営業していて、近所の人や、近隣に用事で出入りする人が寄るような雰囲気」の小さな喫茶店を見付けた。そこで<モーニングセット>を頂きながら、持っていた地図を示して店主氏や居合わせた方とお話ししてみると…目指した教会を迂回して、通り過ぎてしまっていた…そして、その喫茶店の辺りから目指す教会への道筋も判った…

「古くから営業していて、近所の人や、近隣に用事で出入りする人が寄るような雰囲気」の小さな喫茶店に一寸立寄って、店主氏や居合わせた方と一寸お話ししてみるというのも悪くない。店主氏は「40年位になるか…」としていたが、永くやっている店には「独特な好い空気」というモノが流れるのかもしれない。少し温かい気分にもなった…或いは…「40年位前」と言えば、モノクロ写真も未だ多かったかもしれないような時代のように思うが、写真の“モーニングセット”も、そんな頃から然程変わっていないのかもしれない…

20世紀冒頭に登場したというなかなかに立派な<京都ハリストス正教会>の建物を視たというのも非常に好かったが…そこへ至る道筋で偶々出くわした、「古くから街角に在る小さな喫茶店」の風情、頂いた“モーニングセット”が「酷く懐かしい」という感…時間が経つに連れて大きく膨らむ感だ…

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