A.P.チェーホフ像(2018.04.07)

厚めな雲が多く、明るくなった時間帯に入っても薄暗く感じてしまうような日の朝…

美術館や図書館の在る辺りに足を向け、チェーホフ像を眺めてみた…

↓愛用の<X100F>では、随時“Velvia”(カラー)と“ACROS”(モノクロ)と“フィルムシミュレーション”を切り替えながら写真を撮るのだが…何か「モノクロ?カラー?」と迷うような画が出て来た…
07-04-2018 in morning (4)
↑「雲が厚く薄暗く感じる」という時に特有な感じかもしれない…

↓ここの像は、「旅先で腰を下ろして一息入れている」という風情な像で、何となく好いと思う…
07-04-2018 in morning (3)
↑この像の辺りを通ると…「チェーホフ先生…今日はお天気が今一つですね…」と頭の中で話し掛けてしまうような感も在る…

実は最近…入手した「ロシアで出回っている“電子書籍リーダー”」というモノを駆使し、かの『サハリン島』の一部を読んでみた…大作なので、未だ一部を読んだに過ぎないのだが…チェーホフが上陸したアレクサンドロフスク・サハリンスキーを昨年の9月に訪ねてみた経過等も在って、以前に読んだ時以上に「何となく判る…」という感が強く、読んでみて少し愉しいと思った。冒頭の方の、サハリンへ上陸を果たすような辺りが酷く面白い。サハリンのレポートをしようという意欲の他方に、何やらよく判らない様子で、勝手が悪い旅を強いられ、漸く上陸という状況が活き活きと伝わる…

そういうことをしていたので、何かこの「旅の途中」という風情が漂うチェーホフ像が妙に視たくなったのだ…

↓チェーホフが旅をした1890年当時とは大きく変わった街を、像は静かに見詰めている…
07-04-2018 in morning (5)

ここは「近所のお気に入り」の一つである…

この記事へのコメント