美術館や図書館の在る辺りに足を向け、チェーホフ像を眺めてみた…
↓愛用の<X100F>では、随時“Velvia”(カラー)と“ACROS”(モノクロ)と“フィルムシミュレーション”を切り替えながら写真を撮るのだが…何か「モノクロ?カラー?」と迷うような画が出て来た…

↑「雲が厚く薄暗く感じる」という時に特有な感じかもしれない…
↓ここの像は、「旅先で腰を下ろして一息入れている」という風情な像で、何となく好いと思う…

↑この像の辺りを通ると…「チェーホフ先生…今日はお天気が今一つですね…」と頭の中で話し掛けてしまうような感も在る…
実は最近…入手した「ロシアで出回っている“電子書籍リーダー”」というモノを駆使し、かの『サハリン島』の一部を読んでみた…大作なので、未だ一部を読んだに過ぎないのだが…チェーホフが上陸したアレクサンドロフスク・サハリンスキーを昨年の9月に訪ねてみた経過等も在って、以前に読んだ時以上に「何となく判る…」という感が強く、読んでみて少し愉しいと思った。冒頭の方の、サハリンへ上陸を果たすような辺りが酷く面白い。サハリンのレポートをしようという意欲の他方に、何やらよく判らない様子で、勝手が悪い旅を強いられ、漸く上陸という状況が活き活きと伝わる…
そういうことをしていたので、何かこの「旅の途中」という風情が漂うチェーホフ像が妙に視たくなったのだ…
↓チェーホフが旅をした1890年当時とは大きく変わった街を、像は静かに見詰めている…

ここは「近所のお気に入り」の一つである…
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