<カチューシャ>を搭載した<ZiS 151>:アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>(2018.05.05)

ウラジオストクに「サハリンスカヤ通」という場所が在る。ウラジオストクの鉄道駅辺りから、運行系統31番のバスに乗車して二十数分という場所である…

この「サハリンスカヤ通」…何となく親しみが沸く通の名ではあるものの、特別な場所という程のことも無いようだ…しかし!!ウラジオストクで唯一残っている路面電車の起点・終点になっているということが在る…それに加えて…古い車輛の展示館が在る…

↓その展示館の入口で、いきなりこういうモノに出くわす…
Vladivostok on 05-05-2018 vol01 (7)
↑第2次大戦期のソ連軍が用いた<カチューシャ>と呼び習わされた、ロケット弾発射器を搭載したトラックである…

第2次大戦期にソ連軍が用いたロケット弾発射器は大きく2種類在って、ここで展示されているのは<BM-13>という、より大きなロケットを載せて打ち出すモノである。トラックにこの発射器を載せ、ロケット弾を装填して“目標”に撃ち込む…“目標”と言っても、精確に狙いを定めるのでもない代物だ…敵軍の将兵等が集結している場所等の「辺り」に大量に撃ち込むというのが専らだったという…

第2次大戦の何年か後まで、第2次大戦期に用いた<カチューシャ>はソ連軍の装備だったようだ…トラックは1951年の車輛らしい…

展示館は<アフトモトスタリーナ>と称している。館名の英訳等も参照して、とりあえず「アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>」とでも呼ぶこととしたい…色々と、興味深い車輛が展示されている場所である…

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