↓「コルサコフが近付く…」という辺りで出くわす場合が在る光景…
↑サハリン沖の天然ガスがコルサコフ近郊のプリゴロドノエに在る工場にパイプラインで送り込まれ、そこで“液化”される。出来上がった液化天然ガス(LNG)が専用船に積み込まれる…
この専用船の向かう先だが…8割前後が日本国内で、「日本国内のLNG需要の1割」がサハリンからのモノであるというのだ…
↓「変わった型で…遠目に視てもかなり大きな船…」と長閑に眺めるような光景だが…これは「非常に重要な輸送が行われている場面」でもある…
「日本国内のLNG需要の1割」がサハリンからのモノ…これはLNGを利用する都市ガスによるガス供給が行われている大都市で、例えば「ガスコンロの炎が10本」という場合に、「1本」はほぼ確実に「サハリンからの燃料の分」ということなのである…一寸興味深い…
この記事へのコメント
6x6
北海道は火力発電所の停止で大停電で大変でしたね。ガスは地産地消ではないかもしれませんが、火力発電所の何割かも、サハリンのものなんでしょうね。
モノクロであることと、この距離感が想像力を働かされ、良いですね。
Charlie
こんにちは!
このLNG船に関しては、稚内港からコルサコフ港へ渡航する場合に何時も注目しています。
形が変わった巨大な船で、「距離感が掴み悪い」という感じで面白いのです。
日本国内の発電所で、ガスタービンを使うモノに関して、一部はサハリンのLNGが入っていると思います。日本国内の都市ガスの会社の他、電力会社もサハリンのガスを購入していると聞きます。
北海道内に関しては、サハリンからLNGを長期契約で大量に購入する程の需要にまで届かないので、直接的には入れていないらしいと聞いています。
それにしても、こういう変わった形の船のようなモノは、モノクロ写真がなかなかに映えます。