<ちゃんぽん>(復刻版)と<皿うどん>(オリジナル):長崎(2018.11.28)

早朝に鹿児島中央駅を発って移動し、長崎に至って一日を過ごした…翌日のフライトに備えて泊まることとした鳥栖へは、夕刻にでも移動すれば善いという算段だった…

路面電車の「1日乗車券」を手に動き回り、何となく「ランチタイム」ということになった。

訪ねてみたのは…<ちゃんぽん>や<皿うどん>の「発祥の店」という話しも在る<四海楼>だった…

店の前に「満席」と掲出されていたが…店に入って、順番待ちの名簿に名前を記載して程無く呼ばれ、「待った…」という程でもなく食事を摂ることが叶った…

↓お願いしたのはこういう感じの料理だ…
28-11-2018 Nagasaki vol02 (58)
↑手前が<ちゃんぽん>(復刻版)…奥が<皿うどん>(オリジナル)である…

↓<ちゃんぽん>という呼称の起こりには諸説在るようだ…豚骨出汁と野菜出汁を合わせたようなスープに、やや太目な麺と様々な具材という料理だ…
28-11-2018 Nagasaki vol02 (59)
↑小ぶりな丼に蓋を付けて…これは「往年の出前用」だったらしい…

↓これは、「スープが在るでもない“うどん”を皿で供する」として<皿うどん>と呼び始めた頃のレシピで作るという<皿うどん>だ…
28-11-2018 Nagasaki vol02 (61)
↑<四海楼>で、<ちゃんぽん>のヴァリエーションということで、焼きそば的なモノを作って供するようになって行ったのだという。現在では、チリチリの堅い麺の<皿うどん>が普及しているので、この「炒めた<ちゃんぽん>の麺」というのは「柔らかい方の<皿うどん>」と呼び習わされていた…

「こうもり傘1本で長崎へ行く船に乗り込み…」と伝えられる創業者が長崎で起こし、伝統的な店として発展した<四海楼>で、「ポピュラーな料理が流行り始めたような頃」を復元した感じの料理を頂いてみるというのは、なかなかに面白い…

実は以前にも頂いてみたことが在って、御無沙汰していたので「再度!」という思いが沸き起こり、<四海楼>へ足を運んでみたのである…

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