愛知県庁本庁舎(2019.02.23)

↓コンクリート造の建物に瓦屋根を組み込む…典型的な“帝冠様式”というような建物ということになる…
23-02-2019 Nagoya (10)
↑何時の間にか結構な時間が経過したが…初めて名古屋に立寄り、特段に事前に知らずにこの建物を視掛けた時には「一体、これは何の建物?!」とかなり驚いた記憶も在る…

今般、辿り着いた時には既に陽が落ちてしまって暫く経ち、やや暗くて見え悪い状況ではあったが…何か“雰囲気”が在ると思う…

↓1938年に竣工した建物で、地上6階地下1階であるという…
23-02-2019 Nagoya (9)

昭和の初め…大阪城天守閣とほぼ同時に、全くの“欧州風”な陸軍第4師団司令部庁舎が登場し、「和風の意匠を採り入れた、大阪城天守閣と調和が取れたモノであれば…」と考えた建築家達が在って、1930年代辺りに方々でその「和風の意匠を採り入れる」ということが試みられた。それが“帝冠様式”だ…ユジノサハリンスクにもその時代ということになる1937年に竣工した博物館の建物が伝わっている。そういうことで“帝冠様式”であるこの建物を一寸視たかったのだ…

一寸聞いたところでは…「文化財」の指定を受けた旧い建物である訳で、「県庁の庁舎=職員が勤務するオフィス」としては「やや使い悪い」という面も在るらしいが…

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