<うめ☆電車>(UMEBOSHI DENSHA)(2019.02.27)

JR和歌山駅で…<和歌山電鐵>の列車に乗るホームへ向かった…「9番ホーム」となっているが…駅の端で、JR各線との連絡が出来るようになっていて「かなり“ローカル線”…」というムードの乗場だった…

“ICカード乗車券”は利用不可…定期券や1日乗車券以外で、一寸往復したいだけであれば…現金のみで、和歌山駅から乗車の場合は乗場手前の窓口で運賃を払うと切符が出て来る…話しが先走るようだが、和歌山駅に着く場合は、列車に乗車する時に車輛の入口で整理券を取り、その整理券を係員に渡して運賃を現金で支払うと、JRの改札口を通過出来る“精算済券”を渡される…街へ出る時にはそれを使う訳だ…

今般<日前宮>を訪ねてみようと、この<和歌山電鐵>に乗車することにした…

↓和歌山駅までの乗客を乗せた列車が入って来た…この列車が折り返し運転になる…原則的に、和歌山と貴志との間を幾つかの編成が往復していて、終着駅で少し待機して折り返すような具合で運行されているように見受けられた…
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↑少し変わったデザインだ…

↓2輛編成の列車だが…JR九州に関連する仕事で知られる、かの水戸岡デザイナーが手掛けたものだという…
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現在の<和歌山電鐵>の路線は、南海の路線であったが「廃止?」という話しが持ち上がった。地元では鉄道の存続を願い…事業者を募集した。事業者に選定されたのは岡山市内の路面電車等を手掛ける<岡山電気軌道>だった。かの水戸岡デザイナーは、実は岡山の出身で、<岡山電気軌道>の路面電車を手掛けた経過が在る等の縁が在る。そんな訳で、<和歌山電鐵>の車輛に関してデザインを依頼という運びになったということだ…

↓とりあえず車内に入るとこういう具合だった…
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↑JR九州の列車で視たことが在るような雰囲気…この画を撮った時は未だ乗客が少なかったが…ここに、「普通のワンマン運行のローカル線」で見受けられるような感じで、通学の高校生等が沢山乗車する訳である…

↓普通の鉄道車輛の座席と変わらないような座り心地だが…「木調のソファー」のような設えになった座席が据えられている箇所も在った…
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↓一部に陳列棚が在って、和歌山県内の工芸品や産物、或いは<和歌山電鐵>関係のモノ等が飾られている…
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「和歌山県」と言えば御馴染みなモノ?ということで「紀州の梅干し」をテーマにデザインが施されたということで<うめ☆電車>(UMEBOSHI DENSHA)と名付けられたそうだ…

<和歌山電鐵>では、こういう独特で面白いデザインの車輛を何編成か用意していて、「普通」に運用している。「是非、乗車してみたい!」と方々の人達がやって来て乗車している例も在るようだ…

何か…「頑張っているローカル線…」という風情である…

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