青葉横丁…<静岡おでん>…:静岡(2019.03.30)

ユジノサハリンスク空港からウラジオストク空港での乗換を経て成田空港へ上陸…安価で居心地の好さそうな一夜の宿を求め…何気なく「例えば静岡?」と調べると…週末、月末、年度末でありながら…希望していた感じの場所が見付かった…

というだけのことで静岡に辿り着いた…着いた時点で、小雨が交じったが、曇天の夕べという感で静岡である…列車での移動に際して通り過ぎてばかりいた静岡駅で初めて下車し、街に出た訳だ…

↓こういう場所が在る…
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↑青葉横丁と称する…小ぶりな感じの、おでんの店ばかりが集まっている。静岡では「一寸した、立寄りたいスポット」になっているようだ…

↓満席または混み合っている店が目立った中、とりあえず座れる感じだったので御邪魔した店だ…
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↑何処もこういうような感じの入口で、カウンターが設えられていて、おでん等を頂く…

↓静岡県内で醸されているという<正雪>という清酒を一杯頂きながら、おでんを摘んだ…
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こういう場所は好い…地元の方達…店主氏や居合わせた方と色々とお話しをしながら、一人で立寄っても存外に愉しく過ごすことが叶うのだ。

↓見た目が「黒!!」という出汁で煮るおでん…店主氏によれば、静岡の流儀では「出汁を啜る」ということはせず、串に刺した具を皿に盛ってドンドン頂くということなのだ…
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↑“牛すじ”、“しのだ巻き”、“しらやき(しろ)”、“ちくわ”…色々と在る<静岡おでん>から…“出汁粉”と呼ばれている調味料をやや多めに振掛けるのが静岡の流儀らしい…(他にも色々頂いたが…居合わせた方と話しが弾んでドンドン頂いていたので、写真は撮っていない…)

「黒!!」という出汁の見た目だが…色々な具材の内容物の味が混ざり合った、存外にマイルドな感じの味わいで、ドンドン頂くことが出来てしまう…

静岡県内でも「富士川と大井川の間」という位、静岡市を中心とするエリアで普及していて親しまれているモノで、年中愉しむモノなのだそうだ…青葉横丁の各店は冷暖房完備で、夏も冷房を利かせて、中でおでんを肴に飲むのが普通らしい…そしてこれは「駄菓子屋の定番」だったという経過も在るという「おやつの替り」で子ども達も頂くモノだというのだ…

ここへ寄る前に道草した店で流れていたテレビに県内の天気予報が流れていた。東部、中部、西部、伊豆というように地方を分けていたが、静岡県は東西にかなり広く、加えて伊豆半島も在って地域毎に天候等も違う…そして東京電力のエリアと中部電力のエリアが県内に混在しているというように「東京圏寄り」なエリアも「名古屋圏寄り」なエリアも在る。旧国名で言えば駿河、遠江、伊豆と3国が合わさっている…伝統や文物も、人々の嗜好や性格も、その他色々も多様な県なのだという…

↓それにしても、この<静岡おでん>は好かった!!
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↑「一寸…」と一定頻度で立寄って愉しむことが叶うような、手頃な感じのモノでもある…

折角に設けてみた“時間”を過ごそうとしている「初日の夕べ」…なかなかに好い感じで、縁がやや薄かった静岡県と出会ったという感である…

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