静岡県というのは、旧国名で言うと伊豆国、駿河国、遠江国と3国が合わさっているような感で、ゆっくり動き回れば存外に移動の距離や時間が長くなるかもしれない…
駿河国に相当する東寄りな地域から西へ進み、遠江国に相当する辺りに至ると掛川城が在る…
掛川城に関しては「100年や200年経つと“文化財”のような扱いになって行くかもしれない…」という「半ばお笑いネタ」かもしれないような話しを耳にした記憶が在る…「未来の“文化財”?」というのは…天守閣を再建しようということになった時、江戸時代までのような完全な木造建築、往時の工法を顧慮した工事で「昔日の勇姿を再現」という努力が重ねられたのだということに由来する話しだ…江戸時代の建築物が“文化財”とされている例が色々と在る中、江戸時代から現在までと似たような時間が流れると、掛川城の再建天守閣も「貴重な…」ということになって評価が高まるかもしれないという訳だ…
↓JR掛川駅から然程遠くない辺りに城の敷地が在り、丁度“時季”でもある桜の花も見受けられた中で、その再建天守閣を見上げた…
↓入場券を求める辺りに回り込む…桜と天守閣との感じが好かった…
掛川城は戦国時代に駿河の今川家が遠江進出を目指す中で設けられた拠点を起源とするという。豊臣政権の時代には山内一豊が城主となり、約10年間の城主であった時期に城の修築や各種の建築を手掛け、城下町の礎を築いたという。
↓やや急峻な階段を上がって天守閣に入って行く経路である…
↓再建天守閣のモデルになった天守閣を築いたとされる山内一豊が、天守閣の館内展示で紹介されていた…
↓横側から見上げた感じ…
↓これは脇の御殿の辺りから…
好天に恵まれた中、掛川城天守閣はなかなかに見栄えがするモノだった…
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