↓北野天満宮の境内の一隅…毎月25日の縁日に営業するらしい茶店が在って、こういうモノを頂いた…
↑なかなかに美味い餡が入った餅と茶を頂いた…
これが北野天満宮の<長五郎餅>と言うそうだ…
天正年間、北野天満宮の縁日に現れて餡の入った餅を売る老人が在ったという。餅は評判が好く、老人は「河内屋長五郎」と名乗っていたそうだ…
1587(天正15)年…豊臣秀吉が北野で大茶会を催し、広く参加を募った…長五郎もこの茶会に参加し、何時も売っている餅を豊臣秀吉に献上した…これを口にした豊臣秀吉が大変に気に入り、献上した者に関して報告を受け「以後『長五郎餅』を名乗るがよい」としたそうだ…
そういう訳で餅は<長五郎餅>という名で現在に至るまで永く受け継がれている訳だ…
何気ない餡の入った餅だが…なかなかに面白い挿話が在る…永い歴史を誇る場所を訪ねると、こういう挿話に出くわすのが面白いと思う…
毎月25日の縁日に限らず、北野の店で<長五郎餅>は売られているらしいが…不意に「何となく美味かった…」と思い出してしまう…
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