↓古くからの面影が在る老舗…店の真中、高い辺りに看板が掲げられている…
↑看板は“漢字”で書かれている…
↓反対側で看板を見る…
↑流麗(に過ぎるよう)な書体で、やや読み悪いが…「の」と“ひらがな”が見える…
実はこの“漢字”と“ひらがな”の使い分けは、東海道では広く普及したやり方らしい…“漢字”は「東の方向=江戸へ行き着く」、“ひらがな”は「西の方向=京都へ行き着く」ということになっているのだそうだ…言われてみて、何となく見たが…なるほど、そういう仕掛けだった。この地点の場合、東が関駅であると地図を見て承知していたので、「確かに東=“漢字”は関駅=東だ…」と納得した…
↓少し通を進んでみた…画の左側に「あいづや」と“ひらがな”が在る…
↓回り込んで、看板の反対側を見ると「會津屋」と“漢字”だ…
「會津屋=あいづや」というのは、嘗ては旅籠(はたご)であったのだという。現在は何かの店であるようだが、“史跡”と言うべき「嘗ての旅籠」として看板を残している訳だ…
江戸時代を通じて栄えた宿場町…細かい工夫が在るようで面白い…
この記事へのコメント
6x6
京都在住時代、当時の会社業務で関宿(の近く)まで出張しました。といっても、荷物付きで4tトラックで行けという無茶な話でした。ほぼ初めてのトラック、怖かったですよ。インターチェンジ入り口では、発進するつもりがバックしたり(ギアの位置)。
帰りに関宿に寄っても良いと言われていましたが、トラックなので無理でした。そのことを思い出しつつ、モノクロ写真を見ていると、じーんときました(笑)。
Charlie
おはようございます!
関宿は、トラックのような車で訪ねるなら、国道辺りに駐車してゆっくり歩く他無いでしょうね。乗用車も動き悪い感じです…本当に通るのが「歩行者や、せいぜい人が押す荷車」という「江戸時代の規格」という道路が在って、そこに古い建物が並んでいます。
静岡県内を名古屋へ向かって進む中で“東海道”ということに想いが巡って、桑名を経て関に至ったのでした。
「<X-Pro2>に広角ズーム」という按配で、写真を撮りながら歩くのが愉しかった場所です。そして、モノクロ画も酷く似合います!