近鉄奈良駅に程近い宿に在る…
阪神の神戸三宮駅で「近鉄奈良行」の“快速急行”なる列車に乗込むと「多少馴染んでいる…」と少し大き目な「安堵感…」を抱き、途中の居眠りも交えて1時間20分程度の乗車…列車の始発から終点までだが…近鉄奈良駅に着いてみれば、「ハッキリとアウェイ」な地域であるにも拘らず、何やら「半ばホーム」と勝手に感じている…
このところ、「何となく関西方面…」という時間を設けている経過の中、何となく奈良に滞在して居心地が好く、自身の中で「奈良の“好感度”が大いに上昇」ということを受けている訳だ…別段、自身は何らかの形で奈良と縁や係わりという程のモノでもない…単純に、休暇の時間を過ごす際に居心地が何となく好いというだけのことだ…
近鉄奈良駅に至った頃…既に「もう少しで日没か?」という時間帯だった…駅の出口から視えるような場所の宿で、素早くチェックインを済ませ、とりあえず居室で寛いだ…ぼんやりとしてしまっていた間に、時間が流れてしまった…そのうち…宿の並びの店で適当に軽い夕食を摂り、居室で飲むモノを求める序に、「(滞在、立寄り地域への)感謝の納税」と勝手に呼んでいるが、煙草も求めた…そして宿の居室に早々と引揚げて、「何時でもお休み頂いて結構です…」という態勢にしてしまった…
広島の宿を出て…駅のロッカーに少し嵩張るバッグと、「暑い…」とずうっと抱えっ放しの「ジャケット兼用な感の厚地のシャツ」とを預けてしまい、身軽になって広島電鉄の1日乗車券を入手した…
広島電鉄…広島の路面電車…加えて専用軌道が敷設されていて、宮島へ向かうことも出来る…これを利用し…厳島神社と広島城、更に原爆ドームに立寄った…立寄った各所のことは、追って別に整理したい…
酷く汗もかいた中…午後に広島駅へ至り、遅めな昼食に<お好み焼き>を確り頂いた…そして東京へ向かうのだという<のぞみ>の自由席に飛び乗った…
実は昨日、新山口から広島へ新幹線で移動する際、乗車券は神戸までということにして、広島・新神戸の自由席特急券も求めてあったのだ…「とりあえず神戸に至る」ということであれば…私の感覚なら「随意に各方向へ動き回ることが出来る」というように感じる訳だ…
その「神戸に至る」という展開の中…「神戸なら…真直ぐ奈良に出る手段も…」と思い至り、奈良に宿を求めた訳だ…
「乗物好き」な部類である私にとっては、「様々な交通手段を駆使した移動」というのも「お楽しみ」である…(世の中には“手段”が“目的”に摩り替わってしまうというような例が多く、それが「世の中を悪くしている!!」と憤りを覚えることも多いのだが…「乗物好き」が「交通手段」を「愉しもう!!」と「半ば目的」にしてしまう程度のことは…然程の害悪でもなかろう…)「お楽しみ」とは言え…今般は…或いは今般“も”ということになろうが…随分と動いた…
今般の経路を振り返ると…稚内→東京→横浜・横須賀→出雲・松江→萩→新山口→広島→神戸→奈良…である…
何か…天候には恵まれている…鏡を何気なく視れば…「赤いお顔の右大臣♪」と『ひな祭り』の歌の一節が頭に浮かんで―頭の中で鳴っているのは、サハリンから稚内にやって来た<ルースキー・テーレム>が歌っていたヴァージョン…―苦笑が漏れる…顔が日焼けした…
こうして「勝手知った(つもり!になっている?!)他所」へ至った訳だ…
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