バース…掛布…岡田…:<甲子園歴史館>(2019.06.07)

野球場で…対戦中の両チームの各イニングの得点や出場選手が示される大きなスコアボード…最近では、プロ野球の試合で使うような球場では「コンピュータのモニターのとんでもなく大きなモノ」という按配で、得点や出場選手のような「普通に求められるスコアボードに掲出されるべき情報」が映るに留まらず、「御客様へのお願い」やコマーシャルや応援歌の歌詞や素晴らしいプレーのビデオや、動画も静止画像も、とにかく何でも映るモニターになっている…

しかし以前は、大きなスコアボードには職人さんが書いた選手名のボードを用意して、係員がそれを挿し込んで掲出するということが行われていた…

プロ野球の試合と高校野球の全国大会の試合が催される甲子園球場でも、選手名のボードを用意して、試合毎に係員がそれを使ってスコアボードに選手名を掲出していた訳だ…

↓そんなボードを利用したのは1980年代位までだったと思うが…1985年頃の<阪神タイガース>の選手名のボードだ…
07-06-2019 Koshien Stadium, Nishinomiya (33)
↑野球では「クリーンアップ」と呼ばれる場合もある3番、4番、5番の強打者達…1985年に「久々の優勝!!」ということで沸き上がった<阪神タイガース>…「クリーンアップの3連発ホームラン!!!」と大騒ぎになったことも在ったが、あの頃の3番打者のバース、4番打者の掛布、5番打者の岡田の名前が記された、甲子園球場のスコアボードに掲げられていたボードである…

開設から95年という歴史を誇る甲子園球場…なかなかに立派な資料館が球場内に設けられている。試合観戦とは無関係に入場も出来る…「甲子園球場…“史跡”という感さえ在る球場も見学して、試合も観戦出来れば…」と訪ねた訳だが、資料館である<甲子園歴史館>が催す見学会である<スタジアムツアー>に参加し、展示資料もゆっくり観たのだった…

↓1930年代から現在に至るも使われているという“虎”のマークが華々しいが、資料展示コーナーには<阪神タイガース>の歴史に纏わる様々な展示が在った…
07-06-2019 Koshien Stadium, Nishinomiya (32)
↑そういう中、球場の嘗てのスコアボードの状況を紹介すると同時に、<阪神タイガース>の歴史では多くの人に記憶されている1985年の先発選手達の名が記されたボードは「秀逸な展示!!」と思った。

この「バース…掛布…岡田…」のボードに出会える<甲子園歴史館>…なかなかに愉しい場所だ!!

↓歴史館の公式サイトのリンクを挙げておく…
>>阪神甲子園球場 甲子園歴史館 THE MUSEUM OF HANSHIN KOSHIEN STADIUM

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