↓この萬福寺に、こんな像が在る…

↑萬福寺を興した隠元禅師の像である…
隠元隆琦(いんげんりゅうき)(1592-1673)は明朝末期から清朝初期の禅僧で、日本に渡来して活動している。
1654年に長崎に渡来し、1660年に寺地を賜って<黄檗山萬福寺>を興した。故郷の寺と同名にしたのだということだ。
隠元禅師の禅は臨済宗であるのだが、当時の明の流儀が色々と在って、日本国内で定着していた臨済宗と少しだけ趣が異なることから、黄檗宗というようになって行ったのだそうだ…
↓遠い昔…明の国の流儀による臨済禅を持込み、色々な文物をもたらしたとされる僧の姿を伝える像…少し見入ってしまった…

京都の街中からであれば…京阪の列車で中書島に出て乗換え、宇治へ向かう列車を利用すると、この<黄檗山萬福寺>を訪ねられる。この像に出くわした日、初めて立寄ったのだったが、意外に感じが好い寺だった…
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