<ゴールデンバット>…(2019.09.04)

稚内に辿り着いて…馴染みの喫茶店へ立寄る…

↓旭川のコンビニで視掛けて、半ば衝動的に求めてしまった煙草を引っ張り出した…
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↑永く「両切」だった煙草だが、2016年からだというが、現在は「フィルター付」になっている…

↓出先で煙草を求めると…“煙草税”がその場所の自治体の歳入となるので「少しばかり御世話になった訪問先の地元に、ほんの少しばかり役立てば…」と思い、「感謝の納税」と称して出先で敢えて煙草を求める場合は在る…と言って、この<ゴールデンバット>を衝動買いしなければならないという程の理由も見当たらない…
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↑そういうことなのだが、実は<ゴールデンバット>に関しては、近く「製造終了=打切り」となって、在庫が売切れると「姿を消す」と聞く…俄かにそれを思い出したので衝動的に求めてみた訳だ…

<ゴールデンバット>は1906(明治39)年に初登場した煙草の末裔ということになるのだそうだ。当初は「中国への輸出」という意図で製造され、彼の地で「幸運の象徴」とされるという蝙蝠(コウモリ)をブランドシンボルに採用したそうだ。このデザインを基本とするパッケージデザインが現在に至るまで受け継がれている訳だ…

<ゴールデンバット>は「バット」として広く親しまれていたモノであるが、第2次大戦を挟む1940(昭和15年)から1949年(昭和24年)までの期間は<金鵄>(きんし)と名称変更されていた。「金鵄」(きんし)というのは、神武天皇による建国神話に登場する鳥で、吉事、勝利、或いは建国の代名詞のようになっている語である。<金鵄>に名称変更を行った1940(昭和15年)というのは「皇紀2600年」ということで、建国神話が強く意識されたようでもある…

↓一箱の煙草…現在では330円の<ゴールデンバット>だが…色々な物語が詰め込まれているモノという感だ…
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この記事へのコメント

  • 6x6

    禁煙に成功して、来年で10年になるという僕が、何故Charlieさんのモノクロタバコには反応してしまうのか。
    ゴールデンバットのパッケージ、格好良いですね。いまはフィルター付きですか。学生時代、お金がなくてどうしてもタバコを吸いたい時、少し遠い煙草屋でゴールデンバットを買ったりしました。お金がある時は、ラッキーストライクの両切りでした。両切りは「葉」が口の中に入ってしまい、「ペッ!」と吐き出したり。付き合っていた彼女と一本の煙草を交互に吸うのは、結構お約束だと思います。僕はただでさえ短いラッキーストライクの両切りを二つに折って、一本ずつ吸ったりしました。お金はなくても楽しかったなあ。まあ、今の女の子は煙草吸わないかもしれませんが・・・。
    モノクロ煙草の写真を見ていると、そんな色々が思い出されます。ありがとうございます。
    2019年09月06日 18:15
  • Charlie

    >6x6さん
    こんにちは!
    煙草を巡る想い出を想い起しながら御覧頂いたということで、大変に嬉しく思います。
    <ゴールデンバット>は、私も学生の頃から時々吸っていましたが、かなり御無沙汰していて、不意に見付けるとフィルターも付いていて「これも…悪くない?」という感じでした。
    私はかなり煙草も吸いますが、パッケージのデザイン等が好きで、写真も存外に撮ってしまいます。そしてイマドキは嫌われるかもしれないと思いながら、煙草の画をブログ記事にしてしまいます。
    <ゴールデンバット>のパッケージは秀逸なデザインだと思います。100年を超える伝統が在るというデザイン…姿を消すのは勿体ないような気がしています…
    2019年09月07日 16:34