↓なかなかに大きな木造建築だ…
↓大きな扉の上に、牛の頭を模ったモノが飾られている…
これはかのクラーク博士が指導し、米国マサチューセッツ州で手掛けたモノに準じて1877年に建てた畜舎である。そして1910年に現在地に移転されたそうだ…
↓この大きな畜舎の内部である…
牛や馬を飼うため、牛や馬そのものを収容すると同時に飼料を置く場所にもなったという建物で、「模範家畜房」という意味合いが強いでもない建物であるそうだが、創建時に<モデルバーン>という通称が登場して定着し、現在でもそのように呼ばれているそうだ…
畜産のノウハウ蓄積に向けた研究、新たに畜産に取り組もうという人達への技術普及、その他色々な活動の舞台となった筈の場所だ…実際に家畜を飼う用途で使うことを止めてしまって以降は「文化財建築…」ということで管理するに留まっていたが、大学の歴史、産業の歴史を伝える場として公開されるようになって行った訳だ…
自身は北海道大学に縁は薄い、と言うより何等の所縁も無いのだが、札幌との縁は浅くはない。にも拘わらず、偶々知って立ち寄ってみた今般、初めてここを見学したのだ。そういう事例は往々にして在るのかもしれない…
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