↓何気なく出くわして、少し嬉しかった…気に入っている銅像である。脇を通り過ぎる時に「こんにちは!」とでも声を掛けてみたくなるような佇まいだ…
↑戸外に少し長く居ると手が冷たくなるような感じではあり、多少は寒いが、酷く寒いという程でもない状況で、陽射しは寧ろ心地好い感じだった中、美術館の脇、或いは図書館の前に腰を下ろした感じのチェーホフ像を眺めた…一寸気に入っている銅像だ…
↓チェーホフは「よく知られたロシアの作家」ということになる訳だが、他方で「実際にサハリンの地を訪ねている」という人物で、1890年に彼が訪ねた頃の貴重な記録を残している。そういう意味で、サハリンでは殊更に敬愛されている感じがする…
↑概ね等身大、或いは少し大きい感じ―チェーホフはなかなかに長身で大柄だったというようにも聞くが…―という銅像だと思う。「52mm相当画角」のレンズで撮るのが程好い按配だ…
このチェーホフ像は、ユジノサハリンスクの都心部、少し賑やかなレーニン通に面して「旅の途上」という風情で街や行き交う人達を静かに見詰め続けている…チェーホフ自身が訪ねた頃、この像が在った辺りは、多分「ウラジミロフカ村へ通じる細い道」というような様相であったと想像するが…約130年を経て、賑やかに車輌が行き交う様に、彼は何を思うのだろう…
この記事へのコメント