過日、御一緒して歓談した方は室蘭在勤の御経験が在るということだった。室蘭に関しては訪ねて写真を撮った経過も在り、殊に白鳥大橋を眺めようとしてかなり歩いた経過は既に懐かしい…
そこで話題になったのは「測量山から望む景色が綺麗!!」ということだった。実は以前に室蘭に立寄った際、測量山も気になっていたのだが、白鳥大橋を優先したために足を踏み入れていなかった…
それが気になり…函館から札幌へ向かう途中に時間を設け、室蘭に立寄ってしまったのだ…
観光案内所に立寄り「測量山への道筋を…」と御訊ねすると…「歩いて山頂に至る」ということを想定した地図が無い…そこで係の方がネット上から地図を引っ張り出して教えてくれた…車輛での移動の目安として在る距離情報であれば2㎞という感じだ…室蘭駅から白鳥大橋の傍を歩いて往復した経過を思えば「どうということもない距離」と考えた…観光案内所の係の方は…何やら「“想定外”なことを言い出すおっちゃんが現れた…」と微妙に当惑しているように見えた…
測量山?少々「妙?」とも思える名称だが、これは1900(明治33)年に陸軍が測量の三角点を山頂に据えて以降の通称だという。「そういうようなことなのだろう…」とは想像していたが、そのとおりだった…海抜199.63mだという。
室蘭駅周辺の郵便局が在る辺りから山の側へ進むと、次第に「上り坂」という風情になり、住宅等が見受けられる辺りを抜け、「山道」という風情になる。テレビ放送関係のアンテナと見受けられるモノが据えられている山頂部まで、私の足で片道35分程度だった…雪は然程気にならなかった。凍った箇所が懸念されたが、函館で出くわした例を思えば「多少の注意…問題なし…」と思える範囲だった…
↓こういう眺望が開ける辺りまで歩けば、0度を割り込んで氷点下2℃程度であっても少々汗ばんだ…
↓散見する風力発電の風車は元気に稼働中で、少し風が強くなっているのが山頂では明確に分かった…
↓自身以外に誰も居ない…「貸切!」という状況の展望台で、気温と風とに震えを覚えざるを得なかったが…少しずつ灯りの輝きが目立つようになって来た…
↓左側に大きな船が航行する姿が見える…白鳥大橋の左だ…
↑この船は白鳥大橋を潜って、何処かの大きな工場の周辺にでも繋留するのであろう…
↓家並みの屋根や道路の一部が雪で白いが…今季は妙に雪が少ない…
↑そして灯りが益々目立つようになっている…
氷点下2℃程度で、199mの高さを吹き抜けている風に晒され、とりあえず30分間近くも様子を視ていたが…手袋着用でも手の指が動かし悪いようになって来た…流石に「限度…」と思い、足早に上がって来た道を引き返した…
「もう少し温かい時季?」とか「もう少し天候の好い日?」というようにも思ったが…こういう「時季らしい!」という中、「他に誰かが居ない…」という中で「眺望を独占!」というような調子も悪くないのかもしれない…他方…何やら「室蘭?来るとよく歩く…」という按配でもある。
この記事へのコメント
いわ
Charlie
おはようございます。
拙作への御感想を頂き、ありがとうございます。
この辺りにお住まいであった経過が在って、何度も訪ねているという方には「懐かしい」のかもしれません。私は「新鮮!!」とこんな様子を視ていました。
風が意外に冷たくキツい状態であった山頂に至った頃から、丁度灯りが少し目立つようになって来ていたのでした。こういう夕景・夜景ということでは、灯りが拡がる頃が非常に面白いと思います。
この測量山は「行き方」を覚えたので、時季を変えてまた訪ねたいと思っています。