↓室蘭駅の近くで、こういうモノに出くわす…
↓他所で視掛けた“動態保存”の蒸気機関車のように、状態が好いように見えた…
↓所謂「デゴイチ」…「D51形蒸気機関車」である…
↑1940(昭和15)年に製造され、1974(昭和49)年まで使われていた機関車であるという…専ら北海道で動いていたモノである…
↓4軸の動輪を備えているので“D”なのである…
↑貨物列車の牽引というようなことを顧慮し、牽引力重視で設計されているのが“D”である…
↓<D51 560>の動輪だが、意外に小さい感じがした…
↑“D”に対して、旅客列車を牽引する場合の速力重視で設計されているのが3軸の動輪を備える“C”で、動輪そのものは“C”の方が大きい…
↓蒸気機関車が大活躍した時代を知る旧駅舎に並べて、今年の11月から公開された<D51 560>である…
この室蘭辺り…空知地方の石炭が岩見沢に集められ、数え切れない程に多数の石炭専用貨車を連結した貨物列車が編成され、D51のような機関車が牽引して室蘭線を走り、苫小牧を経てこの室蘭辺りに至った訳である。石炭は…多分、室蘭の製鉄所等で使われたのであろう…
実は幼少の頃、岩見沢で蒸気機関車が牽引する貨物列車を視掛けたということをぼんやりと覚えている。黒い機関車が白い蒸気を漏らしながら、煙突から煙を上げて黒い貨車が延々と連なる貨物列車を牽引していたのだったが…「黒い怪物が蠢いている!?」と驚きながら視た列車は、D51が石炭の貨車を連ねた貨物列車を牽引していた様子であったのかもしれない…
地域の歴史を伝える建物の脇で、これもまた地域の歴史を伝える<D51 560>が何時までも好い状態で保存されることを願って止まない…
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