↓こんなモノが在る…
↑「100000」という数字が大書されている…
↓こちらが裏側…モスクワの<ボリショイ劇場>の画だ…
↑これは嘗て在ったロシアの額面が「100000ルーブル」の紙幣だ…
額面が「100000ルーブル」の紙幣は1990年代のインフレを受けて発行された高額紙幣の一種である。1995年に登場したモノだという…
↓1998年から「デノミ」が行われた。それまでの1000ルーブルを1ルーブルに…「“000”を取る」という訳だが…「100000=100」ということになった…
↑「デノミ」の実施前年から、従前と同様なデザインで“000”を取った紙幣が刷られるようになったのだというが、両者を並べてみた…
↓裏側も“000”を取った「同様なデザイン」だ…
↑「100ルーブル」は現在も普通に使われている…
確か、何となく「100000ルーブル」が手許に在って「何やら“デノミ”というので、紙幣が変わるらしい…これ…珍しいモノになって行きそうだから、そのまま持っていよう…」と思い付いて置いて在ったのだと記憶している…
この「100000ルーブル」…ユジノサハリンスクでは何かの催しの時に展示されていたのを見た記憶も在るが、最近では本当に全然見掛けない…こんな紙幣が出ていた1990年代に関して或る方が言っていた。「誰もが“百万長者”だった時代」とである。「100000ルーブル」が10枚で「百万」だが、現在の千ルーブルというような価値なのだから。レートを持ち込んで日本円での相当額を示すのはやや難しいが、千ルーブルは最近では2千円弱で、ルーブルが高かった時期でも5千円弱だ…「百万」がその程度だった時代が在ったのだ。
何か最近は…何時の間にか自身も年齢を無駄に重ねたというように思う場合が在るのだが…こんなモノを持っているというのも、年齢が重ねられた証のようなものかもしれない…
この記事へのコメント
boheme0506
わ~、懐かしいですね。
私がロシアへ行った時がまさにその時期で
インフレで、支払いはほとんどドルばかりでした。
何をするにもドルで、そのほうが喜ばれました。
最近はご無沙汰していますが、海外に行った時は
紙幣や小銭を記念に残しているのですが
そういうわけでルーブルの紙幣が手に入りませんでした。
Charlie
こんばんは!
国外に出る機会が在った場合、確かに小銭や紙幣は何となく残って、記念品になりますよね。なかなか画になるモノで、こうやって写真にも収めてみたくなります。
この「100000ルーブル」は考えてみると1995年から1998年位と短い流通期間に終始したモノで、何となく「取っておこう…」と手元に残りましたが、意外にロシアの古めな紙幣は残していません。1990年代、殊に前半の方、ロシアでは米ドルが酷く幅を利かせていました…
最近、少しサハリンへ行く機会が多かった関係で、現行のモノはそこそこに在って「次の渡航で…」ということにしているのですが…
この「100000ルーブル」は、ロシアの20歳代位の方も「視たこと無い!?」というモノであるようです。
整理整頓が悪いのですが、またこういうようなモノが出て来たら、写真に収めてみようと思います…