↓<黒薩摩>という代物…芋の本格焼酎だ…
過日、<赤薩摩>という焼酎を開けたところであったが、この<黒薩摩>はその<赤薩摩>と「対を成す」というような感である。
↓例によって愛用のタンブラーに<黒薩摩>を注いでみた…
焼酎に関して「黒○○」というような名を冠したモノは多いと思う。これは「黒麹を使った醪を蒸留」というようなことから起こった命名法だ。
焼酎の醪を造る際に用いるのは、大きく分けて「黄麹」、「白麹」、「黒麹」の3分類になる。
「黄麹」は日本酒造りに使用される麹と同様のモノで、温かい南九州のような場所では「雑菌への耐性が弱い?」と見受けられ、一時は使用機会が減っていて、最近になってまた使用機会が増えて来たとされるものだ。
「白麹」は「黒麹」の変異として登場したのが起こりとされ、一時は焼酎を造る場面で主流を占めたのだという。
「黒麹」は温かい南九州のような場所で「使い易い」と見受けられて多用されていた経過が在るものの、「白麹」に押されて使用機会が減少していた経過が在る。が「黒麹」で醸し出されるモノが好いと、また多用されるようになって、それを前面に押し出す「黒○○」という名を冠した焼酎も多く登場するようになった。
<黒薩摩>もこの「黒○○」という系譜、「黒麹」を使った焼酎である。が、芋を少し低温の戸外で貯蔵するというような工夫で「芋の中の糖分を高める」という工夫をしているということで、「材料由来の仄かな甘味」が、他所の、或いは同じ会社による他の「黒○○」よりも少し強く感じられる。
↓この<黒薩摩>…大変に好い感じだ!!
↑量が過ぎないように、取扱には少し注意を要する…(苦笑)
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