<HUNDERT DEUTSCHE MARK>(100ドイツマルク)…(2020.02.11)

↓こんなモノが…出て来た…
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↑1990年代に何度か欧州諸国を訪ねていたが、その際に手元に残ったドイツの紙幣…綺麗に残っていた…

この額面100マルクの紙幣は、1991年から出回って、2002年に紙幣が<ユーロ>に代わるまで使われていたモノだという。この紙幣の発行者ということになる<ドイツ連邦銀行>では、この紙幣を相当額のユーロに換金はしてくれるということだが、今やこの紙幣そのものが“蒐集品”という感かもしれない…

美しい女性の画が入っていて、何か惹かれるものが在って保管してあったのだと思う。女性はピアニストで作曲家のクララ・シューマン(1819-1896)であるという。作曲家ロベルト・シューマンの妻としても広く知られているそうだ。更に作曲家ヨハネス・ブラームスとも親しかったらしい。

↓クララ・シューマンは大変に優れた演奏者として有名であったそうだが、紙幣の裏側には「19世紀のピアノ」と見受けられる画が入っている。なかなかに好い感じだ…
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確かドイツのフランクフルトに<ドイツ連邦銀行>の資料館が在って、寄ってみた記憶も在る。この100マルク紙幣の拡大写真を使い、最新の技術で偽造し悪い精巧な紙幣を造って送り出しているというような紹介の展示が在った…というような記憶も在る。非常に美しい紙幣だと思う。

このドイツマルクだが、1990年代にドイツを訪ねた頃には1マルクが60円弱から70円強の間で変動していたというように記憶している。とすると…100マルク紙幣は、存外に小さくもない金額だったことになる。その頃、ドイツマルク紙幣には、200マルク、500マルク、1000マルクというより高価な額面のモノも在ったようだが、実際に手にして使った記憶が在る限りではこの100マルク紙幣が最も高額であったような気がする…

時には、こういうモノを眺めて遠い国々に想いを巡らせてみるのも悪くはない。この美しい紙幣は、大切に取って置きたい感だ…

この記事へのコメント

  • boheme0506

    こんにちは。
    懐かしい~、ドイツマルクって言葉。
    私も90年代の終わり~のお金残してるけれど
    確かドイツもあったはず。
    お札は探さないとだけど、小銭はあります。
    当時は、まさかユーロとかそんな統一硬貨とか
    想像すらできず、
    紙幣の人物とかもちゃんと見ていませんでした。
    クララ・シューマンは、昔のハリウッド映画でも
    映画化されているし
    沢山の子供を育てながらたくましい人ですね。
    2020年02月14日 11:13
  • Charlie

    >boheme0506さん
    おはようございます。
    この紙幣が出て来て、本当に「おっ!?“マルク”…ユーロに切り替わってしまって、存外に長くなる…」と感心して眺めてしまい、「そうだ!」と写真に収めました。
    欧州諸国の紙幣に関して、何か「女性の肖像画」という例が散見して、何となく新鮮な感じがしていたのを思い出します。外国紙幣に肖像画が載る人物に関して、名前を聞いて判る場合も「?」となってしまう場合も在るのですが。
    100マルク紙幣に関しては、大概は手にして程無く何かの支払いに使って釣銭の色々な紙幣や硬貨になってしまうのでしたが、どういう訳か残った代物が写真のモノです。100マルクともなると、敢えて手元に残すには、少々高額な感じだったかもしれません。
    クララ・シューマンの物語の映画!?それは面白そうですね!同時代の方々の作曲家が絶賛したという、かなり高名なピアニストであったそうですが、他方でなかなかに子沢山で、妊娠中にも演奏活動をしていたというように聞いた記憶が在ります。
    「紙幣に有名文化人」というようなのは、なかなか面白いと思います。
    また、この種のモノが出て来たら写真に収めるかもしれません。
    2020年02月15日 06:43