夜:<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物…(2020.02.29)

早めの夕食を愉しんだ後、小樽の街を少々歩き廻った…酷く寒いとも思わない0℃前後の気温ながら、直ぐに手が冷たい感じになるという程度の状況…足元には凍結箇所が些か見受けられる中だった…

↓少し貫禄の在る建物が在って、眼を奪われる…
29-02-2020 Otaru (58)

↓日本銀行の「小樽支店」であった建物だ…
29-02-2020 Otaru (57)
↑立派な建物であるので「本来の使途」で利用されなくなった時に「資料館」ということになった。「資料館」の開館時間は終わってしまったので、「街の貫禄が在る古い建物」ということで眼前に現れた訳だが…

北海道の諸都市は沿岸部の方が歴史が古い…そして明治時代から大正時代には、それらの沿岸部の諸都市の中には、近年の様子からは想像し難い程度の隆盛を誇った場所も在る。

北海道の物流の要である港を擁し、様々な取引の都合で金融機関が多々立地し、加えて水産業や関連の加工業等も盛んであった小樽は、そういう「隆盛を誇った」という経過が在る街だ。

明治時代の終わり頃から、金融機関関係の様々な建物が小樽には登場しているというが、その中で「一際の威容を誇った」のが日本銀行の小樽支店である。

日本銀行小樽支店は、著名な建築家で、東京駅の設計等で広く知られる辰野金吾や他の建築家達が取り組んだ建物で、1912(大正元)年に竣工している。

↓この種の建物…「照明に浮かび上がる」という按配が酷く似合うと思う…
29-02-2020 Otaru (56)

館内は昨年12月に見学したという経過が在った。その時に「暗くなってから建物を眺めたい…」と思っていて、暗くなる前に小樽から離れたという経過も在ったので、今般寄ってみたのだった…日中の見え方とは趣を異にする…

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