旧 久保商店:小樽・堺町通り:早朝(2020.03.01)

↓北海道で「少し古めで和風な建物」とでも言えば、こういうような感じを思い浮かべるというような気がする…
01-03-2020 Otaru in early morning (36)

↓1907(明治40)年頃の建物であるというが、風雪に耐え、多少の修繕等も入りながら現在に受け継がれている貴重な建物である…
01-03-2020 Otaru in early morning (39)
↑現在はカフェになっているそうだが、そういう状況で中を覗いたことは残念ながら無い…

自身には、幼少期に「新興住宅地の草創期」というような状況の下に在った経過が在る。住んでいた住宅の周囲は、他所の住宅も未だ少な目で、多くの宅地で建築工事が進んでいる途中で、工事未着手な空地も散見していた。そういう中で「何やら工事をやっている…」というのを漫然と眺めて、何らあてが在るのでもなく辺りをフラフラしていたという時期が在った訳だ。気付けば、周囲には「自身より若い建物による家並み」が形成されていたが…

そういう経験をしているので「○○時代の建物」というような古いモノが集まっている、あるいは散見するという程度でも構わないが、「遠い時代の物音を想像してしまうような都市景観」というようなモノに何時の間にか憧れめいたモノを持っていたのだと思う…

小樽の街が興って行く経過の中、「2つの地区の境界」という意味合いで「堺町」という呼び方になった辺りであるという「堺町通り」では、「商都」として街が発展していた明治期や大正期の雰囲気を想像させてくれる建物が幾つも見受けられる。静かな早朝に歩き廻って、そういう建物を眺めてみるというのは、なかなかに好い…

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