例えば…デジタルカメラ機材の入手に「少しだけ思い切った金額」を投じるとする…「少しだけ思い切った金額」?自身の感覚では、例えば20万円というような次元か?
20万円で入手した機材を丸4年間も使うとすれば、1年間に5万円を要することになる。「1年間に5万円」というのは1ヶ月間に4167円を要することになる。1ヶ月間が30日間とすれば、1日で347円程度だ。
デジタルカメラ機材を使って写真撮影を楽しむ場合?私自身は撮った画を、基本的にはウェブギャラリーに保管し、稀にフォトブックを制作、或いはプリントしてみるという程度である。そして気に入った画をブログに整理してみるという感だ。フィルムを使って写真を撮った頃にように、フィルムそのものを求め、現像し、プリントするというような「やや大きい場合も?」という経費は発生するのでもない…
347円程度?カフェで珈琲を1杯頂くと400円やそれ以上という場合も在る。自身の感覚では「然程高価でもない…」という範囲の金額だ。その程度の金銭的な負担で「写真を撮ること」のような、大きな広がりを有する、そして簡単に飽きることのない趣味を楽しむことが出来る。実に好いことだと思う。
不意に妙なことを話題にしたかもしれない。これは、最近は「新たなデジタルカメラ機材の入手」という「誘惑」が非常に大きくなっているからに他ならない…
デジタルカメラ機材として、現在は<X100F>と<X-Pro2>とを専ら使っている。
これらのカメラ…同じ時期に世の中に送り出された同型カメラの中で「最も寒い部類な地域」で使われているということになるのかもしれない。<X100F>は2017年9月に、<X-Pro2>は2018年9月に各々入手していた。何れも酷く暑い場所へは行っていないのだが、冬季にロシアのサハリンに在った経過が在るので「氷点下10℃以下」という状況下でも使用している。そして地元の稚内では「吹雪?」という状況下でも使用している。<X100F>に関しては「防滴」や「耐寒」と謳われてはいないが、冬の寒さ―ユジノサハリンスクでの経験だが、晴天の日の方が低温になり易いものである…―の中で普通に使えた。<X-Pro2>に関しては「防滴」や「耐寒」が謳われているが、冬の寒さや「吹雪?」でも特段に問題は無かった。
こういう「何時でも使いたい時に使える」という「信頼度が高い道具」である<X100F>と<X-Pro2>とは、「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素晴らしい存在でもある。
そこに「新たなデジタルカメラ機材の入手」という「誘惑」?これは<X100F>に対する<X100V>、<X-Pro2>に対する<X-Pro3>というように、各々のデジタルカメラの「直接的後継機種」が相次いで登場したという事実である。
「信頼度が高い道具」で「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素敵なモノ…その「直接的後継機種」であるという<X100V>や<X-Pro3>に、強く興味は覚える…だから「デジタルカメラ機材の入手に少しだけ思い切った金額を投じるとして…何年間か使うなら、1日あたりで考えれば数百円…」というようなことも考えてしまうのだ…このデジタルカメラを入手するために資金を投じた場合に関して、「考えてみれば1日に数百円じゃないか…」というような言辞を弄すると、何処となく「数字は嘘を吐かないが、嘘吐きは数字を弄ぶ」というようなことも思わないでもないが…
自身が愛用する<X100F>は「4年目」、<X-Pro2>は「3年目」で「マダマダ元気!!」である。そして現実に「持ち歩く場面での利便」ということを思うと、「もう1台…」ということにもなり悪く、「入れ替える」というには<X100F>と<X-Pro2>への「愛着」が強く、「手放す」ということに「過ぎる程度に大きな抵抗感」を禁じ得ない。
↓<X100F>を入手して日が浅かった2017年9月、サハリンのアレクサンドロフスク・サハリンスキーで撮った画がこれだ…
↑崖のような山、古い灯台、海、空、雲…何れもこの時の光の中で見せていた質感が確りと記録され、そして画に纏め上げて見せてくれている。こういう画を撮ることが叶う<X100F>に魅せられた…
↓2018年2月、大阪で夜の照明に浮かび上がる<大阪市中央公会堂>を<X100F>で撮った…
↑照明に浮かび上がる典雅な建物の感じを<X100F>は確り伝えてくれている…
↓2019年6月、大阪で通天閣の傍の宿に滞在し、夜遅めに引揚げた場面で、<X100F>を使って撮った…
↑少し静かになった夜の空気感の描写が素晴らしいと思うのだが…この「固定」なレンズの画角が非常に好ましいとも思った。
↓そして極最近、2020年3月の小樽…<X100F>による画だ…
少しだけ<X100F>を使った画を振り返った…入手して日が浅かった頃から現在に至るまで、何時でも「好い画を創り出す道具」として活躍し続けていることに、容易に思い至ってしまう…敢えて手放すようなことをする必然性は…「無い!」と判断した…
<X-Pro2>に関しては、<X100F>が非常に気に入ってしまった中で「少し違う画角?」と思い付いて入手したという経過であった。それ故…「少し違う画角?」を実現する交換レンズについて、「<X100F>と同じ画角=23mm=35㎜相当画角」は敢えて求めていない。厳密に言えば、所持している広角ズームレンズ(10-24mm)では「23mm=35mm相当画角」もズームの範囲に入ってはいるが…基本的には「50㎜=75㎜相当画角」、「35㎜=52mm相当画角」、「16㎜=24mm相当画角」の3本の単焦点レンズを使うようにしている感である。
↓広角ズームは、大阪の<あべのハルカス>のような巨大な高層ビルも労せずに1枚の画にスッポリと収めてしまうような広い画角から、概ね<X100F>のような画角までなので、なかなかに使い易い。
↑一頃、色々な地域に出掛けると、「やや大きく重いようなレンズ」と思いながら、殆ど常時これを<X-Pro2>に装着した状態で持ち歩いて使っていた。
↓広角ズームは、こういうように「拡がり!」が感じられる画を創ることも出来る。これは奈良の旧駅舎を利用した観光案内所の周辺の様子である…
↓35㎜については、意外に綺麗に「切り取る」というイメージを持っている。これは奈良の氷室神社で桜が咲いている様子だ…
↓35㎜はレンズの方も「防滴」、「耐寒」を謳っているので、札幌の降雪の中でも活躍出来た…
↓50㎜はこういう遠景を撮る場面では大いに活躍する…画は日本海に浮かぶ利尻富士だ…
↓動物園の動物というようなモノも50㎜の出番である…
↓相対的に新しい16㎜…これは最近、非常に出番が多くなっている…
↑流氷が稚内港に入り込んだ様子を眺めた際に、この16㎜を装着した<X-Pro2>も使った…
↓路面電車が現れるというような、街角の様子を撮る場面でも、16㎜は使い易い…
こうやって振り返ると…結局「現有のデジタルカメラ機材」を使えば、自身が撮るような写真は「粗方用事が足りる」ということが改めてよく判る…
<X100V>や<X-Pro3>に、強く興味は覚えるのだが…「積極的に入手を目指す事情や理由」に思い当たらない…<X100F>と<X-Pro2>とは「信頼度が高い道具」で「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素敵なモノである。「未だ使い続ける…」ということにしておきたい!愛用のデジタルカメラ機材をドンドン使って、好きな写真をドンドン撮りたいものだ…
この記事へのコメント
ライカ
同じ X100F使いとして、記事を興味深く拝見しました!
ほんとX100Fは使える道具ですね〜 最高です!
私は多分一生使い続けるでしょうね。
多分人生最後のカメラになるのは間違いありません。
気に入った道具は手放す事はありませんね。今も Nikon D300は
マニュアルレンズで現役ですし(笑)Nikon F2も動態保存…
X-Pro2の中古を考えておりますが、今からまたレンズを揃えるとなると
躊躇してしまいます。
でもCharlieさんの熱い思いの記事と画を観ると
益々手に入れたくなりますね〜(笑)
Charlie
おはようございます。
同じ<X100F>を大変に気に入って愛用している方に記事を御覧頂き、凄く嬉しく思います。
<X100F>に加えて<X-Pro2>の「直接的後継機」が話題な中で、気に入る画を多く撮ることが出来た両機は「マダマダ使える!!」と、この記事を纏めました。
<X-Pro2>のレンズですが、私は記事に挙げた4本だけです。<X100F>を基礎に「より広角」、「少し望遠」ということで選んで、気に入って使っている訳です。このレンズに関しては、或る時に思い付いて何かを加えるかもしれません。
それでも素敵な<X100F>はこれからも使い続け、撮った画を色々と御紹介出来ると好いと思います。そして、これらの気に入ったカメラ機材を手に、方々をもっと訪ねてみたいものです。