<祇園枝垂桜>:早朝…(2020.03.30)

滞在中の宿で居室の窓から、夜には「照明に浮かぶ朱色の建物」が視えていた。<八坂神社>の東大路通に面した側に在る門だ…

前夜は宿の居室でゆったりしていたが、早めに眼を開けた。そして窓から戸外を視れば…<八坂神社>の東大路通に面した側に在る門は「照明に浮かぶ…」という状態のままだった…

その照明に浮かぶ八坂神社の門を眺めることを振り出しに、少し動き回ろうと午前5時台に戸外へ出た。

記事の題名は<祇園枝垂桜>だが…<祇園枝垂桜>が在るのは、<八坂神社>の境内を通り抜けた公園の中である…

↓日出時刻に些か間が在るような時間帯の眺めだ…
30-03-2020 Kyoto vol01 (7)

↓未だ少し離れた辺りの灯りの光も散見するような暗さだ…
30-03-2020 Kyoto vol01 (8)
↑こういう「早朝の薄暗さ」の中に、「枝垂れ」の枝に付いた無数の花がぼんやりと浮かんで見える…

↓寧ろ曇天なのだが、それでも刻々と天の様子は変わる…それを背景にする<祇園枝垂桜>である…
30-03-2020 Kyoto vol02 (7)

思い浮かんだのは「幽玄」という語だ…何か「墨絵?」のような気さえする眺めであった。

この<祇園枝垂桜>…1886(明治19)年にこの場所が公園となった時に枝垂桜の大きな木が在って親しまれて、それが枯れてしまったことから1947(昭和22)年に苗木から育てて準備していた「二代目」を植えたのだそうだ…現在の木の推定樹齢は80年程だという。何時頃から「夜間のライトアップ」をやっていたのか、自身では承知していないのだが…今般視た早朝の状況は、少なくともこの場所が公園になった1886年頃から、多くの人達が「多分視た感じ?」と想像した…

こういう様子に出会えて好かった!

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