JRの大阪環状線の南西側に大正駅が在る。
大阪の南西側で、大き目な水路に隔てられた、半ば島のような地形になった辺りが、大阪市大正区である。区内で鉄道駅は大正駅だけなのだという。
この駅は何度も通り過ぎてはいた…奈良や和歌山・関西空港と大阪駅との間を往来する列車は、大阪駅へ向けて進む中、天王寺駅で大阪環状線に入り込み、以降は新今宮、大正、弁天町、西九条、福島と停車して大阪駅へ至る。その奈良や和歌山・関西空港と大阪駅との間を往来する列車には何度も乗っていたのだ。その際に大正駅は通り過ぎていた…
そこでこの大正駅が少し気になり、一寸下車してみた…
↓こんな駅名表示がホームの辺りの壁に掲出されている…
↑眼を奪われたのは、左下の画である…沖縄県のイメージ?<シーサー>だ…
大阪環状線は、色々な路線が繋ぎ合わさって1961(昭和36)年に成立していて、その時に大正駅が開業したそうだ。その後、1997(平成9)年には地下鉄が通って乗換駅になったという。
その駅に「何故、沖縄のイメージの画?」というように思う…これは大正時代頃に、この辺りに沖縄県の人達が多く移り住んだ経過が在り、大正区が<リトル沖縄>という異称を有していることに因むものなのだ…大正時代に人口が増えて、昭和時代に入って行政区を設けることになった際、大正橋という橋梁に因んで「大正区」と命名されたのだそうだ。
地名や、地名に因む場合が殆どである駅名には色々な歴史が包含されている…それをこの種の看板で表現というのも一寸面白い…そして、通り過ぎていたばかりの駅で、一寸下車して辺りを歩き廻るのも悪くないものだ。
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