京都の祇園に宿を求め、夕刻までに無事に辿り着いた。そして辺りを少し歩き回った…
↓四条通と川が交わる辺りで、何となく見上げた…
↑趣が在る古風なビルの上空に月が輝き始めていた…
↓少し建物が広く画に入るようにもしてみた…
この古風なビルは<東華菜館>という中華料理店だ…
建物は様々な業績が知られるウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で、1926(大正15)年に竣工したのであるという。大正時代には「ビアホール」が流行ったということで、この建物は洋食系の料理を愉しんでビールを飲むという店だったそうだ。その後、戦時色が濃くなる中、その種の店が営業し悪くなって休業したようだ。そして1945(昭和20)年末、中華料理店として再出発し、<東華菜館>として現在に至っている…
↓何度となく、こういう具合に見上げながら辺りを通り過ぎていたが、今般は思い付いて写真を撮った…
色々な古今の文物を擁する街に関しては、何度立ち寄ってみても、その都度に「改めてアレが好い!」に出くわすものだ。些か残念なのは…ここに立ち寄る―中で食事を愉しむ…―機会を現時点で設けられていないということだ…
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