
豆を挽いて、ハンドドリップで珈琲を淹れることを常時愉しむ関係上、拙宅では珈琲豆は“常備品”という感なのだが…不覚にも切らしてしまっていた。そこで急いで取寄せて、待望のモノが到着した訳である。
少し前に京都で老舗喫茶店を訪ねてみた経過が在った。それがなかなかに好い感じで、記憶に残った…
後から店のウェブサイトも視てみると、店で使っているモノと同じ珈琲豆を販売していて、通販もやっているということだった。
ということは、居ながらにして京都の老舗喫茶店と同じブレンドの豆で珈琲を淹れられるということになる。直ぐに発注した…
↓宅配便の厚いクラフト紙の袋の中に、オリジナルの紙袋が入っていて、この中に発注した珈琲豆が入っている…

↓紙袋の反対側も好い感じだ…

↓この専用缶が素敵だ…

↓確り袋詰めした珈琲豆が缶に入っていた…この袋詰めの中身だけでも求められるのだが、今回は専用缶が付いている方を御願いした…

↑袋に描かれた店のマークが御洒落だ…
店は京都の「寺町専門店会商店街」という商店街の一画に在る。商店街のウェブサイトに在る紹介によれば、男女2人がテーブルで珈琲を愉しむような様子の画は、1932(昭和7)年に店の創業者が考案したというモノなのだそうだ。当時から<スマートランチ>と称した店で、「スマート」の店名は「気が利いたサービスを提供しよう」ということから起こったのだそうだ。
↓袋の裏側にシールが貼られていたが、このシールも好い感じのデザインだ…

↓袋の中身を缶に入れて、少しずつ使うことになる訳だ…

古くからの様々なモノが伝わる京都だが、逆に言えば「各々の時代の新しいモノ」が容れられ、起こり、それが折り重なって伝えられているということにもなる筈だ。1930年代には或いは少し新奇であったかもしれない、珈琲を愉しむというような場所が、現在まで受継がれているということだが、なかなかに興味深い。そういう場で使われている珈琲豆…大切に使おう…
早速、この豆で珈琲を淹れた。仄かに苦い、サッパリした感じで好ましい!
↓こちらが店のウェブサイト。
>>スマート珈琲店 昭和7年創業、京都三条の喫茶店
この記事へのコメント
boheme0506
スマート珈琲店の豆を購入されたのですね。
私も行ったら時々買っています。
スマート珈琲店も現在は休業になっていますので
こうやって遠くから買ってくれる方がいるのは
嬉しいことでしょうね。
ロゴもパケもいいですよね。
そしてお店の中にも並んでいる大小の缶もいいですね。
缶は持っていないので欲しくなりました。
Charlie
こんにちは!
<スマート珈琲店>を訪ねた経過が在り、「あの店の珈琲豆が入手可能!」と判って思わず求めてしまいました。
何か、古風であると同時に「現在のデザイン」としても「全然古めかしくない!」という感の、独特なデザインで造った缶が酷く好いので、「初めて購入」に際して缶に入った方を求めました。今後は中身だけ、画にも在る袋のモノを求めると缶に入れて使える訳です。
昨今の「事情」で店舗は休んでいるとも、通販で豆を御願いした際に知りました。「遠くで思い出の味を求める」ということをしていますが、また京都に寄って、あの御店で“サンドウィッチ”と一緒に珈琲を頂きたいものです。
実は珈琲豆を一寸切らしていたので、この豆の到着が嬉しく、早速に淹れた珈琲を頂きながらこの記事を綴りました。