<ぶん公>…:小樽の“消防犬”(2020.05.31)

早朝の静かな小樽を少々散策した…

↓何時の間にか「着用励行」ということになっているが…犬の像までマスク…苦笑いしてしまった…
31-05-2020 morning at Otaru (50)

↓像の台座に、像のモデルになった犬が写っている写真が掲出されていた…昔の消防車に乗っている…
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↓<ぶん公>という名の犬だが“消防犬”と呼ばれている…
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↓首輪に<ぶん>という名札が確り付いている…
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火災現場で寂しそうに鳴いていた仔犬を消防隊員が見付けて、消防隊の本部で飼うことにして、<ぶん>と名付けられて隊員たちが可愛がっていた。

そうしている間に、<ぶん>は隊員たちが出動する時には消防車の脇に飛び乗って現場に“出動”するようになった…消火のホースの筒先を咥えて消防隊員に渡したり、野次馬が近付き過ぎないように“番犬”の役目を果たすなどしていたそうだ。

消防隊員達に可愛がられて育った<ぶん>は「消防隊の末席を温めている」というようなつもりだったのかもしれない。小樽の“消防犬”として、少し知られていたそうだ。昭和の初め頃の御話しだ…

↓<ぶん>のことは語り継がれているが、当の<ぶん>は行き交う人々を何時も静かに見詰めている…
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↓<運河プラザ>という、人通りが比較的多い場所に<ぶん>は居る…
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こういう具合に「街の挿話」が語り継がれるのは好いことだと思う。何より“消防犬”というのも、一寸類例が思い当たらない面白い御話しだと思うが…

この記事へのコメント

  • ライカ

    おはようございます。
    何処にも居るもんですね、物語になる犬が。
    記事を微笑ましく拝見しました。
    我が家も何年か前に愛犬を車に乗せて、小樽へ
    行き運河周辺を散策しましたがこの「ぶん公」の銅像は残念ながら見逃しました。
    わかっていたならこの像の前で同じポーズで
    撮ったのになぁ。
    2020年06月10日 09:42
  • Charlie

    >ライカさん
    こんにちは!
    そう言えば愛犬がいらっしゃったのですね…各地の「犬の物語」というのも、色々と面白いと思います。
    小樽駅前の運河や海の方向に延びている道が運河脇の道路と交差する辺り、運河の本当の直ぐ脇ではなく、横断歩道を渡った辺りに在る<運河プラザ>と呼ばれて、中に案内所や店舗が入っている古い元倉庫の脇に<ぶん公>は静かに座っています。
    台座に在る「消防車に飛び乗った様子」の写真を見る限り、この像は「実寸大?」という感じです。この程度の大きさの犬は何処にでも居そうです。今般は「犬までマスクか?!」と酷く注目してしまいましたが、小樽では何となく目印のように感じている像です。
    小樽は交通のハブになっている札幌から近いですから、北海道にお越しの機会が在れば是非この<ぶん公>に会ってやって頂ければ幸いです。
    2020年06月10日 18:09