「多少暑い…」という程度で、夏を思わせる陽射しの中は心地好く散策も出来るというものだ。小樽の街に至り、少し街を歩き廻ってみた…
↓こんな看板が掲げられた古い建物に出くわした。
↓通の向かい側から眺めたが、こういう建物だ…
↓<店支樽小行銀七十四第>は古い書き方で、「第四十七銀行小樽支店」のことである。
<第四十七銀行>は千葉県で起こり、その後富山県の企業家が権利を持つようになって富山を本店とし、1897(明治30)年から「株式会社 第四十七銀行」と称して営業していたのだという。この銀行を含む幾つかの銀行が、現在も富山に本店を構えて活動している北陸銀行の前身になっているそうだ…
↓<小樽支店>であったというこの建物が1936(昭和11)年に登場したものであるという。
↑正面に円柱を据えてタイル貼りに…これは昭和の初め頃に流行った銀行の建物の様式であるという。2階建ての小さな建物ながら、なかなかに貫禄が在る…
こういう建物を眺めるのは愉しい!
この記事へのコメント
ライカ
この画を観て、馴染みの奈良の南都銀行本店と
作りやスタイルが凄く似て居るのに驚きました。
ギリシャ様式の柱や入り口の佇まいがそっくりです。
記事を読み、昭和の初めに流行った建て方なんですね
今でも現役で使われているんでしょうか?
この先も後世に受け継いで欲しい建物ですね!
Charlie
こんにちは!
何度も通り過ぎている建物が「好いなぁ…」と思えたので写真に収めました。
これまで休日に通り掛かる展開ばかりで何時も出入口のシャッターが下りている場面しか見ていませんが、聞けば地元の建築関係の会社が事務所にしているらしいです。銀行としては機能していません。
小樽に関しては、明治時代終わり頃、大正時代、昭和初期は「北海道の金融ビジネスの中心」となっていたようで、当時の銀行が建てた建物が色々と残っている街です。
<第四十七銀行>は「小さめな支店」なのですが酷く立派で、往時の流行の様式が確り入っていて、何となく驚きます。小樽駅前から運河側に延びる通と交差している辺り、ガソリンスタンドの向かい側に在る、酷く目立つ建物です。
<南都銀行>の本店?奈良の三条通と、近鉄奈良駅近くの商店街とが交差する辺りの…酷く立派な建物…でしたね?そう言えば写真が…また奈良を訪ねる理由が出来てしまったような気がします…(苦笑)