↑銘酒の芳香がグラスから立ち上る感だ…
↓奄美群島の徳之島の会社で造られている酒だ…
↓奄美群島だけに見受けられるという華やかな野鳥に因んで<ルリカケス>と命名されている。
奄美群島にはサトウキビを使う酒造という伝統が在る。第2次大戦後、米軍に占領されたような時期は、サトウキビ関係のモノを他地域へ売り出し悪かったことが在って、サトウキビを酒造に利用する例が増えたようだ。が、日本へ復帰して鹿児島県に編入ということになった時、奄美群島でサトウキビを使って作っている酒類の酒税法上の分類が酒税の高いリキュール等になるということになった。そこで、米麹を使用することにより、九州各地で盛んな焼酎と同じ税率を適用ということになった。そうして奄美群島の「黒糖焼酎」が登場している。
この<ルリカケス>を手掛けている会社は「黒糖焼酎」の会社ということなのだが、<ルリカケス>は「黒糖焼酎」ではない!ラムだ!それも少し熟成させたゴールドラムだ!!
↓或いは…奄美群島での酒造の伝統をより色濃く受け継いでいるのは、こういうラムなのかもしれない…この会社では、既に1979年からラムも手掛けているそうだ…
奄美群島とサトウキビ…色々と歴史が在るのだと思うが、未だ見ぬ奄美群島を想いながら、彼の地が育んだラムを頂くというのも悪くない…40度の「確りしたスタンダードな感じ」のラムだと思った。が…何やら「和酒のイメージが強い一升瓶にラムが入っている」というのが少し不思議に感じられなくもない…
この記事へのコメント