H100形…:小樽駅(2020.07.19)

札幌駅側から小樽駅へ列車で向かい、小樽駅に着く手前の辺りで「御乗換えの列車を御案内致します」と車掌による車内放送が流れる場合が在る。余市駅の方向、函館本線の一部である所謂“山線”の列車が小樽以遠に向かって出るタイミングの近く―場合によっては存外に待ち時間が長いような気がするが…―に小樽駅に着く場合の放送だ。

朝に旭川駅を出て、滝川駅で乗換え、札幌駅に至り、札幌駅で乗換えた列車で小樽駅に着く手前で、その「御乗換えの列車を御案内致します」の放送を耳にした。乗っている列車を下りて、小樽駅の改札口へ向かえば、その案内の在った列車が停車している様子が視えると思った…

↓そして改札口へ向かう通路を目指して進み、こういう様子を視た。そして足を停めた…
19-07-2020 Otaru (3)
↑乗客を待ち受けて停車している車輌…見慣れないモノだった…車輌基地のような場所に「あれ?新型車輌??」と置かれていたのを、通り過ぎる列車の窓から視たような記憶は在ったが…こうやって、普通に運用されているのは初めて視る気がした。

左側の窓、窓の下の右側辺りに<H100>という文字が視える。これはH100形という新しいディーゼルカーだ!

↓倶知安駅へ向かう列車として運用されている。2輌で運行である…
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H100形は「電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)」と称する、「ディーゼルエンジンで発電機を駆動し、その発生電力で電動機を回し推進する方式」で動くのだそうだ。燃料を燃やして発電して、モーターが回って動く?何やら新しい…JR東日本で開発した型を参照し、「北海道仕様」で製造するようにしたのが、このH100形ということだ。

2018年に量産先行車が登場し、以降2019年、2020年に製造され続け、2020年3月のダイヤ改正を契機に函館本線の一部である所謂“山線”の列車に投入され始めたのだという。未だ登場して日が浅い…「初めて視た?!」と思う訳だ…

↓窓等から覗く車内の様子を一瞥した限り、内装の感じはキハ150と似ているようではある。乗り心地は?何時か乗車したいものだ…
19-07-2020 Otaru (4)

JR北海道では、方々の老朽化した車輌をこの新しいH100形に順次入替える計画であるようだ。何処かで何時か乗車する機会も在るであろうと思いながら、小樽駅の改札口へ歩を進めたのだった。

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