宿の傍から路面電車に乗って道後温泉を訪ね、引揚げて来た時にも路面電車に乗り、滞在していた宿の間近の停留所を通り過ごして大街道に着いた。宿へ引揚げる道すがらに夕食を摂ろうと思い立ったのだった…
↓陽が落ちた後、街の灯りの中での路面電車…趣が酷く好いと思った…
↑下車してから振り返った時の風情が酷く好かった…
嘗て在った京都市電で運用されるべく1964(昭和39)年に初登場し、1977(昭和52)年に京都市電廃止の前に廃車ということになり、5輛が松山に移って「モハ2000形」と名付けられて運用されるようになったのだという。
<2003>は1965(昭和40)年に製造されたというが、「京都市電として最後の新造車輛」の中の1輛だったそうだ…
↓因みに、道後温泉から乗車した後、撮り易い状況だったので内装も写真に収めておいた…
廃業されてしまった路線を行き交っていた車輛が、別な地域で活躍し続け、相当な時日が経っているという事例…路面電車では色々と在る。広島にも「京都から移った」という出自の車輛が走っていた…
こんな「半世紀超」も走り続けている車輛が、近年登場のモノと肩を並べて活躍中である様を視るのは面白い。勿論、新型車輛は「誰にでも利用し易い」ということが多いに配慮されているのに対し、こういう古くからの車輛は些か利用し悪い場合も在ることは否定し悪い…それでも、個人的にはこの種の外観や内装が好いと思っている…
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