善通寺駅から善通寺を目指して歩いた道すがら、左脇に「森?」というようなモノが見え始め、少し気になったのでそちらの側に寄ってみた…
↓こんな標柱が現れた…
↓夏らしい陽射しの下で静かに佇んでいた感の神社だ…
陸軍大将であった乃木希典は、1898(明治31)年に善通寺に配置された第11師団の初代師団長として着任している。2年8ヶ月間その任に在り、善通寺で活動していたのだという。そういう軍の師団が在ったということで、善通寺の街には、師団に関連する場所が在ったことを示す記念碑も色々と見受けられる状況だった。
乃木大将は日露戦争の第3軍司令官として旅順攻略の戦いに携わった後、参議官、学習院長を歴任し、1912(明治45/大正元)年、明治天皇の御大葬の当日に夫人と共に殉死という最期を遂げた。
その後、乃木大将の生き様に心動かされた人達が夫妻の霊を慰める「乃木会」を結成し、乃木将軍を祀る神社が何箇所かに設けられた。善通寺には1935(昭和10)年に出来たのだという。
↓シンプルな社殿だ…
↓ここに祀られている乃木大将御夫妻の写真が据えられているようだった…
明治時代以降には、何かで活躍した「英雄」とされる人達が祀られる神社が幾分登場している。乃木神社もそうした例であろう。日露戦争で活躍した人達が祀られた神社の中、「乃木神社」は各地で例が多いように見受けられる。
この乃木神社…御自身が初代の師団長として活動したという縁が在る善通寺で、四国の地を行き交う人々の安寧を見守り続けているというような感だったと思う…本当に、道すがらに出会ったのだが、出会うことが出来たことに感謝したい感だ…
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