三宮で神戸牛のランチを愉しんだ後、列車で少し西の須磨に向かい、須磨寺を訪ねてみた…
「夏らしい」という感じの陽射しを受け、適当に水を摂りながら歩を進めて須磨寺に至ったが…
↓少し風変わりな設えに見えた箇所に出会った…
↓何か「異国風」な絵柄の彫られた石板が据えられていた…
↓「視るような…視ないような…」という像も在った…
↓明らかに「東南アジアの神像」というモノだ…
この場所は<亜細亜万神殿>と名付けられている場所だ…
アジア諸国の古美術品多数の奉納を受けた須磨寺で、それらを一堂に会して祀る場を設ける計画を立てた。そんな折り、日本での地震災害に際して復興の祈りを捧げていたネパールの寺院が在る辺りで地震災害が発生したという報が伝わった。そこで、この場所はネパールの災害後の復興の祈りの場という位置付けも与えられたのだという。
須磨寺は真言宗の流れを汲む寺であるが…仏教は広くアジアの国々で、各々の地域なりの形で受容され、それらが互いに交わったような経過も加わって、今日までに様々な経過が在るというモノだ。その表象が国や地域で色々と異なっているのかもしれないが、仏教は何時でも何処でも「生きることの真実」を見出そうとし、「自身を含む世の安寧を祈る」という性質のものなのではないだろうか?そういう意味で、須磨寺にこうした<亜細亜万神殿>というような場が登場するのは興味深い…
↓これは仏教の世界への拡がりを象徴する<輪宝>というモノであるそうだ…一寸面白いと思った。
↓滴り落ちていた汗を拭いながら、アジアの人々の安寧を祈ってみた…
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