高知城から高知駅へ路面電車で移動していて、乗換のはりまや橋停留所で乗車すべき電車を待っていた…
高松から徳島を経て高知へ至った道中や高知城の様子を振り返りながら停留所に佇んでいれば…
↓自身が乗車しない方向へ向かう電車が姿を見せた…
↑古風な外観の車輌だが…側面の<とさでん>グループの旅行会社の広告に「ウェブサイトの“検索窓”」が描かれているという様子に気づいて「時代…」を感じた…
↓乗降は直ぐに済んでしまい、この<804>は速やかに発車した…
<804>は<800形電車>と呼ばれている4輌の中の1輌だ。この車輌は下関から高知へやって来たのだという…
車輌そのものは1959(昭和34)年に製造され、下関の路面電車として走っていた。「山陽電気軌道」という会社であったそうだが、1971年に路面電車を全廃した際、車輌が譲渡されたということだ。(因みに「山陽電気軌道」はその後、「サンデン交通」というバス会社になっていて、現在も下関を中心とする地域で活動している…)
下関で12年間動いた<804>だが…高知では既に48年間動いているということになる。一寸、面白いと思った…
今般、高知で動いている少し古風な路面電車の車輌に幾分親しんだ。「何回か」に過ぎない乗車ではあったが、少しだけ時間を経て「酷く懐かしい…」と感じていることに気付かされる…
この記事へのコメント
boheme0506
高知市の路面電車は私も乗ってはいないけど
沢山撮りました。
路面電車を見ると心躍ります。
いろんな電車が通る中、「ごめん」行きの電車が
面白くて、そればかり撮っていました。
本当ですね~、車体全体が広告になっていますね。
京都の市バスもそうですけど
そういうのが増えてきているのかな?
Charlie
こんにちは!
高知の路面電車はなかなかに味わいが在るものでした。
最近は方々で路面電車やバスに関して「広告」は増えていると思います。塗装する他に、丁寧にシールを貼る“ラッピング”も在りますね。この画の電車のような形で広告が出ている場合の他、「車輌が丸ごと広告主の○○の色や模様」というのも在ります。例えば…方々で、標準的な塗装と無関係に真っ赤に塗られて白いロゴマークが入った<コカ・コーラ>の車輌は見掛けます…
高知では<ごめん>も在りました!あれは街の東西を結んでいる路線で、東側に進む場合が<ごめん>で、西側に進む場合が<いの>でした。何となく「ごめん…」、「いいの…」に通じて面白いですよね。JRの列車で通る駅にも「後免駅」が在りました。
路面電車は好きで、このブログでも「路面電車」というタグを設定して使っています。パソコンでは画面右側にタグが出ます。
路面電車の関係ですが、このブログでは嵐電や京阪の大津線、大阪や堺の阪堺、札幌、函館、長崎、鹿児島、広島を取り上げていて、今般の旅で高知と松山が加わりました。序に国外ですがロシア沿海地方のウラジオストクの路面電車も取り上げています。
早くも「何処か路面電車の行き交う街へ…」と思い始めていて、苦笑いが漏れます。