<マリンライナー>=5000系電車…:高松駅(2020.07.31)

岡山駅から児島駅を経て瀬戸大橋を渡り、坂出駅で四国に上陸して高松駅へと向かう、その逆順で復路を走る快速列車が<マリンライナー>である。

この列車に関しては、香川県内を普通列車で移動する場合、坂出より東の高松へ急ごうとするのであれば「坂出乗換」で利用するという選択肢も在る。実際、香川県内を動き回った中、丸亀駅から高松駅を目指した時に坂出駅辺りで「高松へ御急ぎの御客様は…」と快速の<マリンライナー>への乗換の案内が在った…

↓素直に御案内に従い、<マリンライナー>で高松駅に到着してみれば…隣のホームにも<マリンライナー>が待機していた…岡山へ向かう場合はこちらが先頭になる。
31-07-2020 Takamatsu (2)
↑坂出駅で乗換えて高松駅まで乗車したのは右側の列車だ…

同型車輌の列車が並び、順次折り返し運転をしながら主要区間を結んでいるという様子…何となく好いと思う。

瀬戸大橋を渡って香川県と岡山県とを行き交う<マリンライナー>も何時の間にか歴史が長くなった。当初はJR西日本の車輌ばかりであったようだが、2003(平成15)年からはJR四国で車輌を増備してこの区間で運用するようになったそうだ。

停車中の2本の列車…写真をよく視れば、連結器の下側に「5005」、「5006」という文字が見えている。これは恐らく5000系電車と呼ばれるJR四国の車輌であろう…JR西日本の車輛に関しても「5000番台」が割り当てられているとも聞くが…

↓改札口の側へ進めば、列車の反対側―高松へ向かう場合の先頭―が見えるが、少し趣が違う…
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↑これは1階が指定席で2階がグリーン席となっている車輌だ…少し独特な外観だと思う…

JR四国の5000系電車だが、JR西日本の223系電車と殆ど同じ仕様で、双方を相互に連結することが可能となっている。2階建てになっている「指定席+グリーン席」の車輌は、JR東日本の車輌に見受けられる「2階建てグリーン車」の設計を基礎に運転台を加えたということである…

香川県と岡山県との間を行き交っている様々な人達が在るようで、ぼんやり視ていれば「先に発車するのはどっち?」とバッグを手に小走りに動き回っている背広姿の人達が存外に目立った…

この列車は「瀬戸大橋を行き交う」ということで、何となく「四国の看板列車」という雰囲気も在るような気がする。こうして高松駅に停車中の様子を見ると、何か「様になる…」という感じだ。そして高松駅も「頭端式」で、何となく好い雰囲気を醸し出しているように思う。

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