金剛峯寺 本坊…(2020.12.20)

「ループ」のような構造が採り入れられているような軌道を進む列車は標高535mの極楽橋駅に至り、そこでケーブルカーに乗換えて急峻な山を標高867mまで上がると高野山駅だ。ケーブルカーが上る途中、辺りが雪に覆われている様子になった…

↓そして高野山駅からバスに乗って至った場所がここだ…金剛峯寺の本坊である…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (22)
↑方々の通路で除雪作業も行われていた。流石に標高900mの山上である…

「金剛峯寺」という名称は、弘法大師が『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』という御経より命名したと伝わるそうだ。

上の画、「本坊」の辺りを“金剛峯寺”と通称しているように見受けられた。が、画の左側に掲げられた「総本山金剛峯寺」という公式名で呼ぶ場合には、「一山境内地」と称し、高野山の至る所が寺の境内地であり、高野山全体が寺というように考えられるのだそうだ。

↓貫禄が在る正門だ…現存する建物では最古で、1593(文禄2)年に再建されたモノが現在に伝わっているという…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (23)

↓実に好い趣だ…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (24)

↓貫禄が在る建物だが、屋根の上に桶が載っている…「天水桶」(てんすいおけ)と称する防火用水であるという…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (25)

↓今般は「雪が在る様子」を視られて好かった…
20-12-2020 Visiting 'Koya-san' vol01 (26)

もっと朝早くに辿り着いてゆっくりする予定が、列車運行の事情で変更を余儀なくされ、何となく「慌ただしい訪問」になった感だった。が、これもまた「何れ、ゆっくり腰を落ち着けて来なさい…」という“導き”であったのかもしれない。

今般は「音に聞こえた」というような金剛峯寺と「初めての面会」という様子だったと思う…そして、それが叶って善かったとも思う…

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