一般的には、旅の途次に在る場合であれば「夕食を愉しんでいる…」というような時間帯に相当すると思うが、既に宿の居室で寛いでしまっていた。「もう出ない…」と、宿の室内着に着替えてしまったという状況だ…
前日から「体力を使った後?」という感ながら「気力充実!」という感でもあった。高野山(=金剛峯寺)を訪ね、千歳橋を歩き、何か「以前から何となく関心が在って、なかなか寄れなかった場所を一気に…」という達成感が在る。“達成感”という程のことでもないのかもしれないが…
「遅すぎる昼食と早過ぎる夕食を兼ねて…」という前日午後の動きの後、「かなり早目?」という時間帯に寝入って、深く眠った。そして日付も変わった…
今日は、前日のように「未だ暗い早朝から…」ということこそしないが、朝の「街が動き始めている…」という感の時間帯には既に行動を開始した。宿を出て、些か馴染んだドーム前駅から出発である…
前日のように「宿と高野山を往復」という時間を要する移動を大胆にしたのでもない。が、「細かい移動」を積み重ねることとなった…
↓手近なモノを容れているバッグに手帳とペンが在って、一寸メモしておいた内容を写す…
ドーム前→尼崎(阪神)
尼崎→今津(阪神)
今津→西宮北口(阪急)
西宮北口→宝塚(阪急)
宝塚→清荒神(阪急)
清荒神→中山観音(阪急)
中山観音→大阪梅田(阪急)
大阪梅田→桂(阪急)
桂→嵐山(阪急)
嵐山公園→大覚寺(京都市バス)
大覚寺→松尾大社前(京都市バス)
松尾大社→桂(阪急)
桂→京都河原町(阪急)
↑京都でバスに乗車した場面では所謂「交通系IC」を利用―自身ではJR西日本系の<ICOCA>で、「阪神が発売したモノ」というのを何時も愛用している…―した。それ以外の列車は<阪急阪神1dayパス>という代物を利用した。
<阪急阪神1dayパス>は、阪神電車の駅で駅員さんに申し出ると売ってくれるカードである。阪急電車の駅でも求められるが…<阪急阪神1dayパス>は、商品名どおりに「阪急と阪神の全路線の列車を朝から夜まで丸一日利用可能」という“1日乗車券”だ…
大阪神戸間で集落を結んで軌道を敷設し、列車の運行を始めた阪神に対して、阪急は「最速で両都市を結ぶには最短距離!」と既存集落に拘泥せずに「直線」に近い軌道を敷設して列車の運行を始めている。そういう経過なので、両社の列車は南側に阪神、北側に阪急と並行していて、双方の会社の列車に乗車可能な利点は「やや薄い?」というようにも見える…が、今津・西宮北口間で両社の列車は連絡可能だ。他に、他会社路線を一部で利用すれば、両社の列車を結んでドンドン動き回ることも出来る。そして阪急は大阪・神戸間の他に大阪・宝塚間、大阪・京都間の路線も在るので、広域で動き回ることを可能にするのがこの<阪急阪神1dayパス>だ。
実は、関西に滞在する機会が生じた場面で、この<阪急阪神1dayパス>は何度も利用している。そこで今日は、阪神電車の駅に近い辺りに滞在していたことも在って、この<阪急阪神1dayパス>を利用することとしたのだ…
夏季にも関西方面に入った経過が在った。あの時は、酷く汗をかきながら歩き廻った。そして「やや暑さがキツいことは否定出来ない…故に無理はしない…」と、「訪ねてみようか?」と思い立った場所に出なかったというのも色々と在った。
今般?確かに酷く温かいのでもない…「当地として、この時季として、一寸寒い…」という状態であるとは思う。しかし、「積雪が無い…」という―フェリー下船後の仙台や塩釜、標高が高い高野山では在ったが…あれは今般のこれまでの中では例外的…―のは有難く、酷く温かいのでもないのと同時に、自身の感覚で「寒過ぎる!?」ということでもない。そこで「精力的に!」ということにもなる。
上記の経路?関西の名所に明るい方は、既にお気付きかもしれない…宝塚市内にある名刹、清荒神清澄寺と中山寺を訪ね、大阪梅田駅に出てランチを摂り、そこから京都に向かい、バス停や駅の何も採用されている大覚寺と松尾大社を訪ねてみたのだ…
そして京都の祇園に宿を求めた。一度、今年の3月にも滞在した場所で一寸気に入っていたが、空きが在ったのだ…明後日の朝まで居る…
この宿に落ち着き、多少空腹を覚えたので辺りを本当に「極々短く…」という具合に歩き廻って、極軽い夕食を摂って「何時でも御休み頂いて…」ということにしてしまったのだ…
さて、何を如何するか?「色々と考える」というのが、また愉しい…
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